『フリースタイルダンジョン』3rd SeasonのRec4-6。
チャレンジャーがモンスターに挑戦して勝ち抜けば賞金100万円の即興のラップバトル番組。
3rd seasonからチーム戦になったのだが、「個人戦なら出てもいいよ」というリクエストで初期ルールにリターン!
呂布カルマの登場だ。
相手の根っこから掘り起こすようなエグいディスを繰り広げる男。

しかも「R-指定以外は正直別に」と眼中なし宣告。
般若についても「実力的には他のモンスターと差はないんで、現役感もない」と!

初期スタイル1on1の緊張感。
呂布カルマ、先攻。
胸に露骨の文字。


1ST BATTLE。
モンスターは、漢a.k.a.GAMI。
ROUND1。
呂布カルマ「年末の悪魔の再現 まだやられ足りねぇのか。あん時手加減してやった事分かってるはずだ」
呂布カルマ「バイキング楽しそうだったねバイバイ過去のキング」
と呂布カルマのディスが刺さる。

ROUND2では、
漢a.k.a.GAMI「お前馬みたいな面してそんな風に観ててもよ爬虫類みたいな顔にしか見えない」
に対して、
呂布カルマ「爬虫類か馬なのかハッキリしろや 馬は哺乳類だろうが」
と真っ当なロジカルなアンサー。
さらに
呂布カルマ「お前は猪八戒だろうが」
と畳み掛ける。
さらに、
漢a.k.a.GAMI「「焦り出すんじゃねぇよ」「澄まし顔してたって無駄なんだよ」

呂布カルマ「澄ましてんおか焦ってんのかどっちなんだよ テンパってのはおめぇのほうだろうが」
と、これまた真っ当でロジカルなアンサー。
韻の弾みの矛盾した言説を取って返してきっちり詰めて、相手が焦って自滅していく方向に追いやっていく。
呂布カルマの勝利。

2ND BATTLEは、T-PABLOW。
T-PABLOWが韻を踏みながら猛スピードでディスる。
ポイントは3つ。
1:バトル出なきゃ売名できねぇラッパー
2:作りすぎなキャラクターおれ生き様 お前ガラクタ
3:言葉の重みなんかあっかぁ?
ところが、
これを心理学的なカウンセリングのように、T-PABLOWにそっくりそのまま返す
1:お前も高校生相手にバトルであげた名前
2:T-PABLOW生き様? なんだお前不器用だっただけだろうが
そして、「犯罪歴貧乏一つも理由になんねぇ」とキャラ化したT-PABLOWをディスる。
「他者が自分自身を映す鏡としての機能」を果たしていることを見せつけるかのように!

取り戻すように細かい韻の連打を繰り出したT-PABLOWに対して、
呂布カルマ「俺相手に言葉の重みとか語った奴が安い韻ばっか踏んでんな」と返す。
別のルートで来たら、前に言ったことを持ち出して、そっちも潰す。
T-PABLOW「「お前俺より12コぐらい上だろ お前の方が言葉の重みはあるに決まってんじゃん」
と彼も自滅の方向に。

呂布カルマ「さっきから偉そうに成り上がってるとか言ってるけど そんなもんでお前成り上がっちゃったつもりでいんの?」
とこれまたストレートにディス。
T-PABLOW「まだ成り上がったなんて俺は言ってねぇ もっと成り上がってやるぜ」と返すが、
その直前に、
T-PABLOW「成り上がった今じゃジム付きのタワーマンション」
と言ってるので、説得力がない。
呂布カルマはラストに吐き出す。
呂布カルマ「KOHHが輸入したフロウのパクリで まるでモノマネ芸人のマネをしてる素人みたいなこといつまでやってんだよお前は」
チャレンジャー、呂布カルマがクリティカルで勝利。

般若ルームの「はーい怖い顔と悪口禁止」って冗談が冗談じゃなくなってくる鬼気迫る空気になってきた。
次回期待である。(テキスト/米光一成 イラスト/小西りえこ