ハイチ中部ミルバレ上空で、国連スタッフが分配する水と食料のパレットを投下する米空軍のC17輸送機(2010年1月21日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】米国防当局者は4日、米軍がシリア北部の基地の滑走路を拡張したことを明らかにした。大型のC17輸送機を使用した物資などの輸送を可能にし、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」のシリア最後の主要拠点ラッカ(Raqa)の奪還に向けて支援態勢を強化する狙い。

 C17輸送機は、ラッカ奪還に向け攻勢を強めるクルド人とアラブ人の合同部隊「シリア民主軍(SDF)」への支援で重要な役割を担うことになる。

 米軍はここ数週間でシリアに数百人を増派しており、その中にはラッカ奪還を目指す海兵隊の砲兵部隊も含まれている。

 SDFは昨年11月にラッカ奪還作戦を開始。在英のNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」によると、これまでにラッカ周辺の県の3分の2を支配下に置いた。最も近いところでは、ラッカの北東8キロのところまで迫っている。

 米国防総省はSDFに武器や訓練を提供しているが、クルド人戦闘員らを「テロリスト」と見なしているトルコが懸念を示しているため、米国はSDFの中のクルド人勢力をどの程度支援すべきかという点が懸案として残っている。
【翻訳編集】AFPBB News