J1リーグ、今期昇格の3チームのここまでの戦いを振り返る

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■セレッソ大阪

 昇格3チームで最も好成績をおさめているのがここまで2勝2分け1敗の勝ち点7、リーグ戦では首位・浦和に敗れたのみで、現在8位につけているセレッソ大阪だ。

 セレッソは昨年、昇格プレーオフを経てJ1に辿りついている。例年、『プレーオフ組』はすべてのチームがJ1にとどまることが出来ず1年でJ2に降格しているものの、今年のセレッソに関してはその不名誉なジンクスをはやくも打ち破るような勢いだ。

 新戦力ではDFのマテイ・ヨ二ッチがここまで全試合フル出場と期待通りの活躍をみせている。浦和戦以外では4試合で1失点と、安定したデフェンスを誇るチームの中心的存在だ。期待されていた前線の清武弘嗣、水沼宏太らのスタメン定着が待たれるが、ヨニッチを中心としたディフェンスは今後もセレッソの原動力となるはずだ。

■清水エスパルス

 昨年J2で18点得点を挙げゴールを量産、J1昇格に大きく貢献した大前元気が大宮へ移籍した清水エスパルス。広島、新潟とアウェーでしぶとく勝利を挙げたものの勝ち点6の13位、やはり懸念されていた攻撃陣の迫力不足が表れはじめている。

 エースである鄭大世はチーム総得点の半数である3得点を挙げ健在だが、J1を戦い抜く中ではやはりパートナーとなる攻撃のキーマンの存在が不可欠だ。今期ゴールを決めている若い金子翔太、白崎凌兵、新潟より移籍の野津田岳人、怪我により出遅れていたミッチェルデュークといった攻撃的プレーヤーのさらなる奮起がほしいところだ。

■北海道コンサドーレ札幌

 残留を目指し、4度目のJ1の舞台での挑戦が続く北海道コンサドーレ札幌。リーグ戦では1勝1分け3敗の勝ち点4と、今回も苦しい戦いが続く。

 第5節のヴァンフォーレ甲府戦では、それまで4試合スタメン出場していた22歳のMF深井一希が前半で負傷退場、今後の回復具合次第では長期離脱が予想されるなど、キャンプ中から続く怪我人の多さに悩まされている。

 そんな中、頼れるのは実績のあるベテランか。チームの大黒柱・都倉賢、中盤の底上げが期待できる39歳の河合竜二、そしてヴァンフォーレ戦で今季初出場を果たした元日本代表の小野伸二がチームを引っ張って行く存在となれるか。

 『悲願』ともいえるJ1残留、そして定着への長い道のりはまだ始まったばかりだ。