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楽天とテレファームは4月5日、消費者と無農薬や減農薬などの農作物を育てる生産者をつなぐ、インターネットを介した地域支援型農業(CSA:Community Supported Agriculture)サービス「Ragri(ラグリ)」を開始した。

CSAは、生産者が消費者から特定の生産物の発注を前払いの形で受けてから作付をすることで、計画的な生産と収入の安定化を図る新たな農業の仕組みだという。一般的に、農業は、収穫の時期や量、価格動向、また天候などの外的要因によって影響を受けるが、CSAではリスクについても、消費者から同意を得た上で売買契約を結ぶことになる。

Ragriは、2016年6月に楽天が出資を発表したテレファームが運営していたサービス「遠隔農場テレファーム」をベースに、両社共同でウェブサイトおよびサービス内容をリニューアルした。

ユーザーは、オーガニックや特別栽培農作物など、無農薬、無化学肥料にこだわった作物が中心のラインアップから、注文したい作物と生産者を選択する。作物の種や苗から育てていく過程を、オンライン上の疑似畑の世話をしながら収穫を待ち、実際の作物の成育状況は、生産者から送られる写真やコメントで確認することができる。収穫を迎えた作物は、産地直送でユーザーの指定場所に届けられる。

Ragriは、パソコンおよびスマートフォンのサイトで楽天会員IDによるログインで利用が可能となり、利用料も楽天会員IDによる決済サービス「楽天ペイ」での決済となるため、楽天スーパーポイントを貯めたり、使ったりすることを可能としている。

また、台風などの自然災害により、収穫が行えない場合や、各作物に設定されている最低収穫量を下回った場合、支払った栽培料相当額の楽天スーパーポイントが付与される。今後、生産者とのコミュニケーション機能の追加や、少量多品目の野菜詰め合わせプランの導入など、サービスの拡充も検討している。

さらに、Ragriでは消費者と生産者をつなぐプラットフォームを提供する以外にも、新規就農者の支援を行う。テレファームは、新規就農者の採用、研修をすでに愛媛県内で開始しており、今後全国に展開していく予定。

(岩井 健太)