米GM、自動運転で約1千名を新規雇用 グーグルら競合を追撃

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米ゼネラル・モーターズ(GM)傘下で、自動運転車開発を行うクルーズオートメーションはサンフランシスコでの事業拡大に1400万ドルを投資し、1163名を新規でフルタイム雇用する。同社が州当局に提出した申請書類で明らかになった。GMは昨年初めに5億8000万ドル(約642億円)でクルーズオートメーションを買収していた。

カリフォルニア州はクルーズに対し、800万ドルに及ぶ減税措置の準備を進めており、4月13日の正式受理を待っている状態だ。

このプロジェクトが進めばカリフォルニア州で2016年に485名だったGMの雇用は、2021年には1648名まで増大することになる。申請書類によると新規雇用者の平均年収は11万6000ドル(約1280万円)だという。

クルーズ幹部のKyle Vogtは今年3月のフォーブスの取材に「サンフランシスコで約150名を雇用しており、GMのライドシェア事業で使用される自動運転車の開発にあたっている」と述べていた。GMがクルーズを買収した時点では、同社の従業員は46名だった。

クルーズの計画が実行に移されれば、同社の自動運転車プロジェクトの規模は、雇用者数の面でアルファベット傘下のWaymoやウーバー等のシリコンバレー大手と同水準に達することになる。また、世界の自動運転車分野でのベイエリアの優位性をより強固にすることにもなる。

GMは昨年12月、ミシガンで自動運転車両のシボレー・ボルトの生産を開始すると発表し、その車両にはクルーズのAIやアルゴリズムが搭載されると述べていた。シボレー・ボルトは2018年からライドシェアのLyftで採用されるとの報道もあるが、GMはその詳細についての言及は避けた。

「我々の計画はスケジュール通りに進行している。人々が考える以上に物事はスピーディーに進んでいる。ライドシェア事業に迅速に新たなテクノロジーを投入していく」とVogtは先月の時点で述べていた。

クルーズの当面の課題は、自動運転技術の確立と商用化に向け、優秀なソフトウェアエンジニア等の人材を迅速に獲得していくことになりそうだ。