『できるよ!  せいかつ366 (頭のいい子を育てる)』主婦の友社

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 入園、入学、進級と、4月は子どもたちにとって新しいスタートがいっぱいの季節。成長していくわが子の姿は、親にとって何よりの喜びなのに、慌ただしい生活の中で、口をついて出てくる言葉は、「早くしなさい!」、「何度言ったらわかるの!」。そんな自分を省みて、自己嫌悪に陥ることがあるなら、子どもたちのために、毎日ちょっぴり時間を割いて、親子で生活を楽しみながら学んでみるのはいかがでしょうか。

 本書『できるよ!せいかつ366』では、幼児期から小学校低学年までに、生活の中で身につけたいことや知っておきたいことを、毎日ひとつずつ取り上げて、1項目1ページにまとめて、366日分紹介してあります。「くらし」「食べ物」「行事」「あそび」「ちしき」など14のジャンルから、「何だかわかる? あん内の 図記号」(4月10日)、「おふろで歌おう! 数え歌」(5月28日)、「きれいなまん月を楽しむ日 十五夜」(9月15日)「ピカピカにしよう! ぞうきんしぼり」(12月な30日)などが、子どもたちにも分かるようなやさしい言葉で説明されています。絵や写真がたくさん使ってあり、まだ文字が読めない子どもでも大人に一度読んでもらえれば、自分で見返して内容をなぞることができそうです。

 監修の宮里暁美さんは、お茶の水女子大学人間発達教育科学研究所の教授として研究を重ねるかたわら、文京区立お茶の水女子大学こども園でも、園長として乳幼児の保育・教育の現場で子どもたちと向き合っています。そんな宮里さんの願いは、「大人の勝手な期待や思いで、背中を押さないで、子どもを見守って欲しい」ということ。「成長のペースや興味の持ち方は、子どもによって違います。子どもをまるごと受け止めて、やりたいことに思う存分つき合ってあげると、自己肯定感や学習意欲が育ちますよ」(宮里さん)。

 『できるよ!せいかつ366』には、身近なことがらが次々に出てくるので、親子のコミュニケーションも自然と多くなるはず。できる事や生活の知識を少しずつ身につけた子どもたちの中には「生きる力」が育っていくでしょう。

 1日15分あれば十分! 親子で一緒にこの本をのぞき込んで、同じ時間を楽しんでみませんか? 子どもたちに教えたいこと、伝えておくべきことがぎゅっと詰まったこの一冊には、大人にとっても生活を見直すヒントがいっぱいです。