中国でこのほど、闇市場で卵子を売った女子大生のニュースが注目を集めた。資料写真。

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中国でこのほど、闇市場で卵子を売った女子大生のニュースが注目を集めた。「お金に困ったから」と話す女性が卵子20個を売って手にした報酬は2万5000元(約40万円)。この問題について、銭江晩報は女子大生の安易な行動に警鐘を鳴らす記事を掲載している。

中国メディアの報道によると、卵子を採るための「手術」は病院ではなく、マンションの一室を改造した部屋で先月初旬に行われた。事前に排卵促進剤の投与を受け、当日は麻酔を打たずに卵子を採取。その後は仲介業者が手配した部屋で3日間過ごし、そこでは専属スタッフによる消毒処置が行われたという。

この女性は卵子を売る理由について「お金がなくて困ったから」と話していたが、後日スマートフォンが「iPhone 7 Plus」に変わっていることが明らかになった。この件について報じた記事の中には「iPhoneを買うために卵子を売った女子大生」というタイトルのものもある。

銭江晩報は先月31日付の記事で採卵手術のリスクを紹介すると同時に、「闇市場でこの危険性が伝えられることはない。闇の仲介業者の取り分は女子大生が命の危険を冒してまで手に入れた報酬の5〜10倍だ」と指摘。「2週間で簡単に2万元が手に入る」などとうたう広告が意思の弱い女性、常識のない女性を惑わせているとの批判も織り交ぜている。その上で昨年話題になった裸ローンに言及し、「一部女子大生の間では化粧品を買うために自分のヌード写真を撮ることがはやった。しかし、最後は巨額の返済を迫られ、自身を売春に追い込むことにもなった」と説明。

さらに、社会経験が浅く、収入源を持たない女子大生は悪徳業者のターゲットにされやすいと訴え、「彼女たちは自分自身を傷付けていることに気付いていないのかもしれない。卵子も性も『再生可能な資源』と考えているのであれば大間違いだ。卵子の数には限りがあり、ヌード写真の提供や売春は自身の心理、価値観にゆがみを生じさせる」とした。同紙は今月3日にも「卵子売買は違法行為」と指摘する記事を掲載した。(翻訳・編集/野谷)