「ブレンダンとケルズの秘密」の一場面 (C)Les Amateurs, Vivi Film, Cartoon Saloon

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 「ソング・オブ・ザ・シー」のトム・ムーア監督長編デビュー作で、第82回アカデミー長編アニメ映画賞ノミネートされた「ブレンダンとケルズの秘密」が、日本・アイルランド国交樹立60周年記念し、2017年夏に公開することが決定した。

 9世紀、アイルランドの修道士たちによって作られた豪華な装飾が特徴的な福音書で、“世界でもっとも美しい本”と称される国宝「ケルズの書」をモチーフに、少年修道僧と妖精の少女が聖なる書を完成させるための冒険を描く。美しいケルト文様が動きだす様など、一部のシーンを除き、アニメーションはすべて伝統的な2Dの手描き手法で作られ、中世絵画に倣って遠近法を排し描かれている。音楽は「ソング・オブ・ザ・シー」同様、ブリュノ・クレとアイルランドを代表する音楽グループ、Kilaが担当した。

 バイキングの襲来にそなえ、ケルズ修道院を囲む塀を作る大規模な工事が続く9世紀のアイルランド。スコットランドのアイオナ島から高名な僧侶エイダンが「ケルズの書」を携え逃れて来る。エイダンは少年修道僧のブレンダンにインクの原料であるある植物の実の採取を依頼するが、院長から修道院の外の森に行くことを禁じられていた。危険を冒して森へ行ったブレンダンは、妖精の少女アシュリンの助けを借りて、実を修道院に持ち帰る。 実を受け取ったエイダンは、ブレンダンに本の続きを書くよう依頼する。

 「ブレンダンとケルズの秘密」2017年夏 YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開。