痛勤、残業、過労死…日本と変わらない中国最新労働事情

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 中国社会に「睡眠不足」が広がっている。

 3月17日の世界睡眠デーに合わせて中国睡眠研究会が「2017年中国青年睡眠現状報告」を発表した。それによると、調査対象の76%が「なかなか寝付けない」と回答している。その一方で、睡眠について「全般的によい」と答えたのは24%で、「規則正しい生活を送っている」と答えたのは、わずか5%にすぎなかった。

 また、「まだ寝足りない、起きられない」と答えた対象者は91%に上った。その原因について中国メディアは2つの原因を挙げている。1つ目の原因は電子機器への過度な依存が挙げられる。多くの若者は寝る直前まで携帯の画面を見て、ネットショッピングなどを楽しんでいるという。また、最近は友人や仕事仲間、子供の習い事などの連絡はメッセンジャーアプリの微信(WeChat)でというケースが多くなってきており、それも若者が寝る直前まで携帯を手放さない原因のひとつだ。

 2つ目の原因は、中国語でいう「圧力」、つまりプレッシャーだ。中国人と生活や仕事などについて話題なになると、よくプレッシャーが非常に大きいという意味の「圧力山大」という言葉をよく聞く。生活や仕事面が厳しい状況にある人について話すときは、「あの人は今圧力山大だよね」と言う。

 筆者はこの二つの原因のほかに、通勤時間の長さも一因であると考える。全国300余りの都市の中で北京、上海、広州、深?などの都市の平均通勤時間が上位を占め、それぞれ48分、47分、45分、35分である。筆者の周りの北京在住の中国人の友人は、郊外の自宅から中心部への職場まで通勤するのに1時間以上かかる。そのため、毎朝5時半に起きるという。

 また「2017年喜臨門夢想睡眠指数」と題した報告書によると、一般サラリーマンの睡眠指数が73.4なのに対し、起業家は70.8である。同報告書によると、朝起きたらすぐに仕事のことを考え始めるという人は52.6%に上るという。

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