社内で「困った人」と評価されてしまう人の共通点

写真拡大

「できる人」と「認められる人」はどこが違うのか? これまで多くの企業の人事制度構築に携わってきた人事コンサルタントの西尾太氏が、あらゆる企業に潜在的に存在する、絶対的な「評価基準」を解説する。第1回は、会社で「困った人」という評価を受けないために、何を気をつけるべきか。

企業からの相談で多いのが
社内の「困った人」問題

 私は、「TSUTAYA」事業をはじめとするエンターテインメント事業、Tポイントを中心としたデータベース・マーケティング事業で広く知られるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)や、TV・映像・WEB・広告・出版などのクリエイティブ・エージェンシーのパイオニア、クリーク・アンド・リバー社で人事部長を務め、その後2008年に人事コンサルタントとして起業し、ここまでの約25年間にわたって300社以上の人事制度の設計・運用や採用、教育研修にたずさわってきました。

 私が代表を務めるフォー・ノーツ株式会社は、人材採用のほか、人事制度の構築、評価、育成、給与、労務管理といった企業の人事業務全般にわたるコンサルティングを行なっているため、何百という数の企業から、さまざまな相談をいただく立場にありますが、興味深いことに、その多くが、“社内の「困った人」をどうしよう”という相談なのです。

 また最近は、人事評価の公正性を保つために、外部の人事コンサルタントらが参加する「評価調整会議」というミーティングを実施する企業が増えています。それらの会議でかなりの時間が割かれるのも、この「困った人」問題です。

 いったいこの「困った人」とは、どのような人なのでしょうか?

 個々の事例は、実にさまざまです。仕事をしない、成果を挙げられない、周囲とうまく協働できない、余計なシステムを構築して業務を複雑にする、頑張っているが空回り、果ては部下と不倫している、不正をしている、仕事中寝ている、終業30分前からトイレに入って出てこない、会社にこない……などなど、枚挙にいとまがありません。信じられないような事例が無数にあって、私も毎回、驚いています。

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)