4日、世界を騒がしてきた中国のゴーストタウンだが、住民が増えつつあり、問題解決へと向かっている。写真は杭州の広廈天都城。

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2017年1月4日、参考消息網によると、中国のゴーストタウンが人で埋まりつつあり、かつての光景は一時的なものとなっている。

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近年、中国のゴーストタウン問題は世界のメディアの注目を集めてきた。都市郊外に突然、巨大な街並みが出現するも、ほとんど住民の姿もなく閑散としている。中国の不動産バブルの象徴ではないか…こうした報道が繰り返されてきた。

その象徴とも言えるのが浙江省杭州市の広廈天都城だ。フランスのパリを模したヨーロッパ風の美しい街並みが広がるが、10万人が収容できるにもかかわらず住民はわずか2000人だけという惨状が話題となった。

ところが今ではまったく異なる光景が展開されているとカナダ紙グローバル・ポストは伝えている。ニセ・エッフェル塔の下には手をつないで散歩する老夫婦の姿、ベビーカーを押す若い夫婦、電動自転車で帰宅するサラリーマン、道端の露店などは生活者でいっぱいだ。夜になるとほとんどのマンションには明かりがついている。

中国のゴーストタウン問題とは位置的なものに過ぎなかったようだ。2015年に『Ghost Cities of China』(中国のゴーストシティ)を出版したWade Shepard氏は「すべてのゴーストタウンは少しずつ住民が増えていく過程にある」と認めている。中国政府は15年に住宅在庫の解消に努力すると表明したが、まさにその目標に向けて着実に前進しているようだ。(翻訳・編集/増田聡太郎)