Inc.:冬の気候は人々に心理的な影響を及ぼします。長くて寒い冬を過ごした経験のある人なら、どんよりした天気がエネルギーを奪い、気分を落ち込ませることが身に染みてわかっているでしょう。

では、その逆はどうでしょう? 暖かな春の光は、私たちの心理にどのような影響を及ぼすのでしょうか。

学生時代の経験上、朝早い地下教室での授業ではモチベーションが大きく落ち込んだのを覚えています。きっとあなたも、退屈な屋内のアクティビティ(たとえば仕事など)に関心を持てなかった経験がありませんか? ではいったい、春の気候には科学的にどのような影響があるのでしょうか。

ニューヨークではこのところ異常な暖かさが続いています。これを受けてNew York Timesでは、研究に裏付けられた春の陽気の影響について、臨床心理学者のVinita Mehtaさんに取材をしていました。Mehtaさんによると、春の気候には4つの影響があるようです。

人を助けたくなる


2013年にフランスで行われた研究では、4人の研究助手がヒッチハイクをしました。その日の天気を考慮して2864回のヒッチハイクの事例を分析した結果、晴れた日のほうがドライバーが車を停めてくれやすいことがわかりました。


購買意欲が高まる


2010年に行われた小売に関する研究では、日に当たる時間が長いほど、消費者の支出が増えることがわかりました。バーゲンに出かけるときは、天気予報を見てから行ったほうがいいかもしれませんね。


気分が高揚する


経験上誰もが知っていることですが、2008年のドイツの研究など、そのことは研究でも裏付けられています。


恋をしたくなる


これも驚くことではないかもしれませんが、恋を求めている人には朗報ではないでしょうか。2013年に行われた研究では、20歳の男性の研究助手が、1人で歩いている若い女性に声をかけ、おしゃべりをした後に電話番号を聞きました。その結果、晴れた日ほど電話番号を教えてくれる確率が高かったそうです。


すでに春が来ていますが、まだ間に合うようでしたら、New York Timesの記事(英語)を読んでみてください。春の陽気には、不思議な力があるようです。


4 Ways Warm Weather Changes Our Behavior, According to Science | Inc.

Jessica Stillman(訳:堀込泰三)
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