WACK(BiS/BiSH/ギャンパレ)はどこへ向かうのか? 運命の日に全メンバーが語った現実と未来 vol.1「落ち着いてて、清々しい気持ちです」

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 3月28日より4月2日までの5泊6日、BiS、BiSH、GANG PARADEの選抜メンバーと候補生を集めて行われたWACKオーディション。某合宿所での熾烈な戦いを経て、横浜赤レンガ倉庫イベント広場にて行われたフリーライブ【WACK EXHiBiTiON】にて合格者が発表された。

BiS/BiSH/GANG PARADE WACKオーデ写真一覧

<「オーケストラ」騒動勃発! 合宿で生き残ったメンバーは8/18>

 合宿オーディション参加者は、BiSからプー・ルイ、アヤ・エイトプリンス、BiSHからアイナ・ジ・エンド、ハシヤスメ・アツコ、GANG PARADE(以下ギャンパレ)からユメノユア、テラシマユウカ、そして候補生18名。既存メンバーは候補生たちに「BiSBiS」「BiSH -星が瞬く夜に-」「Plastic 2 Mercy」のダンスや歌をレクチャーしながら、候補生たちと混ざって歌唱審査、早朝マラソン、デスソース料理争奪戦、学力テスト、しっぽ取りゲーム等々でポイントを競い合い、その点数が最も高いチームが最下位チームの好きな楽曲を奪う事が出来るという、前代未聞のバトルで奮闘。ギャンパレがBiSの最新曲「gives」を奪ったと思えば、BiSがBiSHの代表曲「オーケストラ」を奪い、その「オーケストラ」をさらにギャンパレが奪った衝撃展開は、オーディションの模様を生配信していたニコニコ生放送やツイッター上で激しい物議を醸すほどのトレンドとなった。

 一方、合宿に参加した候補生18名は、日々脱落者が合宿所を後にしていくシビアな展開の中、率先してデスソース料理を食べに行ったり、手段を選ばずにしっぽを奪っていく既存メンバーの気迫に圧倒されながらも、徐々に頭角を表していく。敗者復活戦として実施された円周率を一晩かけてどこまで覚えられるかの戦いを制した者、一晩かけてどこまで太れるかの戦いで体重を3.4kgも増やしてみせた者をはじめ、暗い表情を見せていた者が最終的に満面の笑みで審査員の心を掴んだり、最初は踊ることも喋ることも食べきることも出来なかった者が成長物語で涙を誘ったり、仲間が脱落していく度に涙していた者が必死に最終審査まで残ったり、その過程の中でどんどんニコ生視聴者をファンにしていったりと無数のドラマが生み出されていった。そんなWACKオーディションの最終日、横浜赤レンガ倉庫まで辿り着けた候補生は18名中8名。約2000人の観客が見守る中で合否を告げられることになった。

<【WACK EXHiBiTiON】開幕! その裏でカミヤ&ココが語っていた言葉とは?>

 WACK史上初となる大規模野外フリーイベント【WACK EXHiBiTiON】では、まず社長の渡辺淳之介が「WACKが始まって3年経とうとしています。こんなに大きいところで、こんなにたくさんの人の前で(イベントが)出来るようになるとは思いませんでした。これも本当にBiSがあったおかげです。そしてGANG PARADE、BiSHがやってくれたおかげです。本当にありがとうございます!」と挨拶。そして、ギャンパレからBiSHの「オーケストラ」を返したいという申し出があり、その判断をファンの拍手の数に委ねた結果「賛成多数と見なしまして、「オーケストラ」はBiSHに戻させていただきます!」ということになったのだが、そこで帽子を取って深々と下げられた渡辺の頭がハゲているという、何ともWACKらしいオチで「オーケストラ」騒動は収束。BiS「gives」は合宿中にプーとアヤが実力で取り戻した為、結果的にすべての楽曲は元の鞘に収まる形となった。

 その後、GANG PARADE、BiS、BiSHとそれぞれに感動的なアクトを繰り広げていったのだが、ここで開演前のステージ裏で遭遇できたギャンパレからカミヤサキとココ・パーティン・ココへのインタビューを掲載したい。

◎カミヤサキ(GANG PARADE)インタビュー

−−合宿オーディションの生配信を観ててどんなことを感じました?
カミヤサキ:ユア&ユユ(ユメノユア&テラシマユウカ/ギャンパレ)を観てて、私はふたりをナメてたんだなと思いました。すごく心配だったんですよ。自分は合宿に行かないし、どんな結果が待ってるのか不安だったから……でも初日からあの2人が一番見せつけてくれたから凄く頼もしいと思いました。

−−合宿のパフォーマンス審査バトルでギャンパレチームが勝利した背景には、ユア&ユユの頑張りはもちろん、全メンバーの援護射撃があったと伺いました。
カミヤサキ:あの2人が合宿に行った意味を考えたら、あの2人が乗り越えることが重要だと思ったので、そんなにアレコレ言わないようにしようとは思っていたんですけど、ユアから「「Plastic 2 Mercy」の振付について相談したい」って連絡があったんです。で、こっちには明るすぎるメンバーが残っていたので(笑)、2人では思いつかないような振りをみんなで考えて、最終的にどうまとめるかは2人に判断してもらうことにしたんです。

−−その振りを居残り組のみんなで踊っている動画、ユアさんから観させてもらったんですが、とても感動しました。あと、応援動画としてみんなで「レリビ」を踊ってる動画も観させてもらいましたが、あれもギャンパレの結束力が感じられて良かったです。
カミヤサキ:合宿最終日の前にユアと電話で話したんですけど、ユアは「レリビ」はBiSの曲だし、どういう気持ちで歌って踊っていいか悩んでいたんですよ(※最後のパフォーマンス審査の課題は合宿参加者全員での「レリビ」だった)。でも2人とも悔しい気持ちをしてきたメンバーだし、「レリビ」はそういう人に似合う曲だと私は思ってるから、それに気付いてもらう為にみんなで「レリビ」の動画を撮って送って。あと、SiSの「ゴフォリ」。あの曲は「レリビ」の和訳をモジった歌詞だし、元SiSのユユにとっては「レリビ」をどう歌っていいか掴むのにちょうど良い楽曲だと思ったので、ココとユイが「ゴフォリ」を歌い踊ってる動画も撮って送ったんです。

−−その合宿を経た2人と今から一緒にパフォーマンスする訳ですけど、どんな気分?
カミヤサキ:今はとにかく久しぶりに会えたことが嬉しい。あの2人がめちゃめちゃ洗練されて帰ってきてるから、良い意味でメンバー間での「負けない」みたいな気持ちが強くなっていて、あの2人が活躍してくれたおかげで団結力も増して一丸となれているので、この状態で今からみんなでライブできるのは楽しみです。

◎ココ・パーティン・ココ(GANG PARADE)インタビュー

−−合宿オーディションの生配信を観ててどんなことを感じました?
ココ:私事なんですけど、合宿中にいろいろあって。その間で合宿オーディションの生配信を観てたんですけど、2人が頑張っている姿に元気をもらって……「マジでちゃんとやろう、しっかりしなきゃな」と思って。

−−その「いろいろあって」の「いろいろ」は話せないこと?
ココ:全然いいんですけど……暗い感じになっちゃうかもしれないですけど、合宿前日に祖父が亡くなってしまって。(※ココ、涙を流す)それで実家に帰らせてもらって……その途中途中でニコ生を観ては元気をもらっていたんです。で、合宿中に葬儀も終わって、今日のイベントに間に合わせることも出来たので良かったなって。

−−今日はどんなライブにしたいと思っていますか?
ココ:今日は、合宿中に2人がギャンパレの存在を広めてくれたので、2人の頑張りに見合うライブをしたいです。「ギャンパレって凄いんだな」って言われたいです。

−−ちなみに、合宿中に気になる候補生はいました?
ココ:ギャンパレ内ではヒラノちゃんの人気が凄い。居るだけで凄いから、あれはもう勝ちですよね。本当に凄い。でも自分が好きだった子は結構落ちちゃったんですよね。まず最初に2人落ちたじゃないですか。わりと2人とも好きだったから「マジかよ?」と思って。あと、ギャンさん。お話してみたかったです!

−−ココとギャンの会話はうるさそうです(笑)。
ココ:そんなうるさくならないですよ! 私、WACK入ってから結構おとなしくなったんで。みんなは「変わってない」と言うかもしれないけど(笑)。

<合格者発表! BiSにヒラノ&オオショージ加入 新グループ結成も>

 そんな合宿オーディションに参加していなかったメンバーも、様々な想いを抱きながら4月2日 運命の日を迎えており、そのエモーションはステージ上でも見事なまでに爆発していた。そして、ギャンパレ、BiS、BiSHのアクトが終わり、いよいよWACKオーディション合格者発表の時間へ。既存メンバー全員と共にステージに現れた候補生は、テラヤマユフ、モモコグミ.inc、ヒラノノゾム、ガミヤサキ、オオショージメグミ、ナガヤマユキコ、パリ・ウブ、ヨコヤマヒナの8名。まず発表された合格者は、前述のギャンパレ一同のみならず、BiSのプー・ルイやアヤ・エイトプリンス、BiSHのアイナ・ジ・エンドも合宿中に気になるメンバーとして名前を挙げていたヒラノノゾムと、メロンパンキャラを確立していたオオショージメグミの2名。ふたりはBiSの新メンバーとして加入することが発表された。

 そして渡辺の口よりWACK×avexによる新グループをデビューさせること、そのメンバーとしてガミヤサキとモモコグミ.incを採用すること、そして後日追加オーディションを実施することが告げられる。しかし、BiSH、ギャンパレに関しては該当者なし。その代わりにギャンパレのカミヤサキは古巣であるBiSへ、BiSのアヤ・エイトプリンスはギャンパレへ移籍(9月までのレンタルトレード)することが決定。そして最後まで名前を告げられることのなかったテラヤマユフ、ナガヤマユキコ、パリ・ウブ、ヨコヤマヒナの4名はステージを下りるように促され、笑顔と涙と驚愕が入り混じった合格発表は幕を閉じた。

<WACKオーディション落選……4人が去り際に残した言葉とは?>

 終演後、この運命の日に居合わせた全メンバーへのインタビューを敢行。vol.1では、惜しくも落選となったテラヤマユフ、ナガヤマユキコ、パリ・ウブ、ヨコヤマヒナ、この4名が会場から去る際に残した言葉を最後に掲載する。

◎パリ・ウブ(WACKオーディション候補生/落選)インタビュー

−−今の心境を聞かせて下さい。
パリ・ウブ:今は……多分、前の自分だったら「自分は出来ないんだな」みたいな風に思って諦めたり、落ち込んだりしていたと思うんですけど……落ち込んではいるんですけど、あの……なんだろう? そんなに後ろ向きな感じじゃなくて、ここまで来ることが出来たから……多分がんばれると思う。

−−これからどうしていきたいと思いますか?
パリ・ウブ:これからは……まだ決まってはいないんですけど、整理して、いろいろ見つけていけたらなと思います。

◎ナガヤマユキコ(WACKオーディション候補生/落選)インタビュー

−−今の心境を聞かせて下さい。
ナガヤマユキコ:悔しいんですけど、悔いはないので……6日間一生懸命やってきて「ここまで来れてよかったな」と思ってます。

−−これからどうしていきたいと思いますか?
ナガヤマユキコ:これから……今はあんまり考えられないんですけど、とにかく今回の合宿は本当に良い経験だったので、自分にとってプラスになったと思うので、それを活かして生きていきたいです。

◎テラヤマユフ(WACKオーディション候補生/落選)インタビュー

−−今の心境を聞かせて下さい。
テラヤマユフ:落ち着いてて、清々しい気持ちです。

−−それは何でだと思います?
テラヤマユフ:合宿のあいだに自信をつけることが出来たから。自分は頑張ってるなって思えたし、「もっと頑張ろう、もっと頑張ろう」って思えたから。それは自分が一番分かってるんで、すごく自信がつきました。

−−これからどうしていきたいと思いますか?
テラヤマユフ:この合宿で得た経験や自信を失わずに、もっと意思の強い人間になって、何か続けていくことを大事にしたいと思います。

◎ヨコヤマヒナ(WACKオーディション候補生/落選)インタビュー

−−今の心境を聞かせて下さい。
ヨコヤマヒナ:めっちゃ悔しいんですけど、こんなに全部に対して一生懸命になった一週間を過ごしたことなんて初めてだし、こんなに悔しい想いをしたのも初めて……(※ヨコヤマ、涙を流す)。だからよかったです! ここまで頑張ってきて。

−−これからどうしていきたいと思いますか?
ヨコヤマヒナ:これを糧に……もっと凄い人になりたいです(笑)。

vol.2へつづく―――

取材&合宿撮影:平賀哲雄
ライブ撮影:Jumpei Yamada