フロリダ州のデイケアであわや誘拐のトラブル(出典:http://www.click2houston.com)

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これは“そそっかしい”あるいは“うっかり”では済まされない話である。保育園にわが子を迎えに行ったものの、その姿が見つからない。親にとってこれほど恐ろしいことはないはずだ。このほど米フロリダ州で…。

米フロリダ州ボルーシャ郡のポートオレンジにある、「Pathways Early Learning Center」というデイケアでそのアクシデントは3月10日の午後5時16分ごろに起きた。地元メディア『News 6 - WKMG』の取材に応じたのは、「わが子が何者かに誘拐された」と思い、恐怖の2時間を過ごしていたホリー・スミスさん(32)であった。その時の様子をこう話している。

「2人の娘を迎えに車でデイケアに行きました。でも4歳の娘の姿が見えず、職員に声をかけたら『あなた、同僚の方に娘さんの迎えを頼んだのではないですか? そんな連絡を受けて引き渡しましたよ』と言われました。監視カメラの映像を確認させて欲しいと言ったら、ビデオは回っていなかったと言われました。パニックで震えながら911番通報しましたが、娘の姿を見るまでの2時間は恐怖そのものでした。」

ところがデイケアが閉園する時間近くになって「迎えを待っている」という幼児が1人ポツンと佇んでいた。そこで職員とスミスさんは、本当はこの子が車に乗せられるべきだったのではないかと気づいたという。この幼児の母親に迎えを頼まれたという同僚は、幼児と面識がなく間違ってスミスさんの娘を連れ帰ってしまったようだ。

その後、間違いに気づいたこの同僚女性が運転する1台の車がデイケアに到着。そこから降りてきたのはスミスさんの娘で、その女性は取り残されていた幼児を連れて帰って行ったという。

そのデイケアでは保護者が写真つきの身元証明書を提示するのはもちろん、タッチスクリーンによる指紋認証システムも採用しており、スミスさんによればそうした万全なセキュリティ体制に魅かれて入園を決めた保護者も多いとのこと。そんななかで、お迎えを他人に依頼し、引き渡し時に子供の取り違えが発生という人為的なミスがあっけなく起きたことに誰もが動揺しているようだ。

2014年6月に開設されて以来、このデイケアについてのトラブル報告は一度もなかった。ポートオレンジ警察はこの件に介入しないが、州の規約に従っていないとして500ドルの罰金支払いを命じられる可能性があり、州の児童家庭福祉局も調査を開始した。「娘はすでに退園しました。ほかの保護者の方もどうか注意してください。またデイケアは2度とこのようなことが起きないよう改善の努力を」とスミスさんは強く訴えている。

出典:http://www.click2houston.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)