■C-HRは、スタイルにこだわった最新SUV

トヨタ系のレンタカー店が、登場間もないトヨタC-HRのレンタルを始めました。そこで等身大インプレ第7弾は、トヨタC-HRのハイブリッド仕様を試したいと思います。

トヨタC-HRは、トヨタ開発陣がスタイルにこだわった最新SUV。間近に見ると、ボディ全身がシャープなラインと抑揚の効いた立体造形で構成されています。また背が高くタイヤが大きいSUVながら、なだらかに傾斜するルーフやヒンジを上部に仕込んだリアドアを採用。まるで、SUVの下半身とクーペの上半身を融合したような斬新なシルエットを実現しました。

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パワーユニットはプリウスで実績を積んだ1.8L直4のハイブリッドユニットで、エンジンは98PS、モーターは72PS、両方を合わせたシステム出力では122PSを発揮。エンジンルームを開けると、エンジンとモーターの両方を搭載している割にはスッキリ納まっており、もはやハイブリッドは特別なユニットではないと実感します。

ただ昭和世代としては、アグレッシブなスタイルに215/60/17の大きなタイヤを履いているSUVなのに、プリウスと同じハイブリッドでは、正直パワー的に物足りないのではないかと感じていました。そこで今回も箱根の「マツダ・ターンパイク」へ遠征して、走りの実力を試すことにしました。

■大きさを感じさせない街中でのスマートな走り

地元のレンタカー店で受け取ったトヨタC-HRは、なんと466kmしか走っていないピッカピカの新車! ルーフはクーペ調ですが、どのシートに座っても頭上空間はしっかり確保されています。大人4人が快適にロングドライブできる居住空間は、背低クーペでは実現できない背高SUVならではの美点でしょう。

レンタカー店で簡単な説明を受けて、いよいよ出発です。新型C-HRは、エコ・ノーマル・スポーツの3つの走行モードを選択できるので、最初は「ノーマル」で出発しました。街中に出ると、少し硬めな乗り心地が心地良いですネ。轍を走るとしなやかに動くサスペンションが、凹凸をいなしているのが良くわかります。まさに高剛性ボディと良質なサスペンションの共同作業という感じが、伝わってくるようでした。

プリウスと同じハイブリッドユニットは、アクセルを軽く踏むとモーターがトルクを上乗せして、街中の流れをリードしてくれます。一方でマルチディスプレイでエンジン・モーター・駆動バッテリー相互のエネルギーの流れを見ていると、自然とアクセルを抜いた運転になっていて、いつの間にかゲーム感覚でECOドライブしているから不思議です。

また街中で一番感心したのが、運転のしやすさでした。全幅が1800mm近くありますが、高めの着座位置で見通しが良い上に、ステアリングとアクセルに即応してクルマが思い通りに動いてくれるので、狭い車線でも運転が苦にならないのですネ。大きさを感じさせない街中でのスマートな走りは、C-HRの長所のひとつだと思います。

■高速域では、ドイツ仕込みのフラットライドな走りを実感

続いて圏央道に乗り入れると、高速域では更に乗り心地が良くなることに気づきました。サスペンションがきめ細かく上下に動きながら、ボディをフラットな姿勢に保ちます。しかもハンドリングは素直で正確、安定感も抜群です。ドイツで走りを鍛えたというだけあって、高速域でのクルージング性能はなかなかのレベルだと思いました。

続いて乗り入れた小田原厚木道路は、荒れた路面が多いのでクルージング性能を検証できます。ここではC-HRのフラットライドな走りが、より一層引き立つようでした。また結構なアップダウンがありますが、下りでしっかりモーターで電力を回生しつつ、上りではエンジン出力にモーター出力が加わって必要充分な加速を得ることができます。

いつものペースなのに、感覚的には随分早く箱根の山が見えてきましたから、あらためて高速域での優れたクルージング性能を実感することができました。

次は箱根の山、ターンパイクに続きます。

(星崎 俊浩)

【関連リンク】

■第545弾新型C-HRのすべて (より深く知りたい方はこちらがオススメ)
http://motorfan-newmodel.com/newmodel/545/

 

新型C-HRハイブリッドのドイツ仕込みの魅力とは!?(その1)【等身大インプレ】(http://clicccar.com/2017/04/04/459669/)