キヤノン、災害対策用ドローン「PD6E2000-AW-CJ1」を発表。PRODRONEの機体に多目的カメラME20F-SH搭載により夜間等の暗所撮影に対応

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キヤノンマーケティングジャパン株式会社は、株式会社プロドローンが開発した、キヤノン製超高感度カメラ「ME20F-SH」搭載の災害対策用ドローン「PD6E2000-AW-CJ1」を2017年7月に発売する。価格は未定。

災害対策用ドローンPD6E2000-AW-CJ1は、プロドローンの産業用ドローン「PD6E2000-AW」に超高感度カメラ「ME20F-SH」を搭載したモデルで、津波・崖崩れ・河川の氾濫などの災害時における夜間の被災状況把握に貢献するとしている。

夜間撮影画像:河川監視での例

これまで夜間などの低照度環境下では赤外線投光によるモノクロ撮影が一般的だったが、ME20F-SHは肉眼で被写体の識別が困難な暗闇でもカラーフルHD動画の撮影が可能なため、夜間でも上空から被災状況を撮影することが可能。全天候型の機体性能にあわせ、カメラ部も全天候型のハウジング構造にするなど、雨天等の悪環境でも使用できる設計となっている。また、遠隔地通信機能を備えており、飛行しながらリアルタイムに災害対策本部などへ映像を配信することも可能だ。

また、キヤノンMJは、ドローンテックラボ仙台に加盟したことを発表。同製品の実証実験をドローン特区である仙台市にて2017年内に実施する予定で、今後災害対策に注力している自治体と協力し、特区を生かしたドローンのフライト実験をすることで、実用化と付加価値向上を推進するとしている。

日本国内のドローン市場は、2022年に機体本体のほかサービス分野や周辺機器をあわせて2,116億円の市場規模になることが予測されており、キヤノンMJグループは2016年より開始した5か年計画「長期経営構想フェーズIII(2016年〜2020年)」において、“イメージング&ITソリューション”による成長領域へのシフトと事業領域の拡大を目指しており、その一環としてドローンを活用した新たなソリューションの提供を推進している。今後は、2016年9月に出資したプロドローンとともに、ドローンを活用した映像ソリューションを開発し、災害対策用のほか、電鉄会社の架線点検、インフラ点検、農業分野など、業種別のソリューションを展開し、2020年までに売上50億円を目指す。

(以下、プレスリリースより引用)

災害対策用ドローン「PD6E2000-AW−CJ1」の主な仕様

  • モーター軸間距離:1260mm
  • 全高:300mm
  • 機体重量:6Kg
  • プロペラ直径:572mm
  • 飛行時間:10分〜50分
  • 最大ペイロード:10Kg
  • 最高速度:65Km/h
  • 飛行可能風速:10m/s
  • 耐水性能:雨天飛行可
  • 電源:10000mAhバッテリー
  • ジンバル:2軸ジンバル

なお、PD6E2000-AW-CJ1は、2017年4月5日〜4月7日の期間中に東京ビッグサイトで開催される「第1回映像伝送EXPO(VCOM2017)」の株式会社システムファイブブース内にて、実機展示やPD6E2000-AW-CJ1で撮影したデモ映像を映出する(東1ホール/ブースNo.33-16)。