3日、北米華字メディア・世界日報によると、間もなく訪米する中国の習近平国家主席にはトランプ米大統領お得意の「ゴルフ外交」が通用しない可能性があるという。

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2017年4月3日、北米華字メディア・世界日報によると、間もなく訪米する中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席にはトランプ米大統領お得意の「ゴルフ外交」が通用しない可能性があるという。

トランプ大統領は外国要人との「ゴルフ外交」を好んで行っており、2月に安倍晋三首相が訪米した際にもフロリダ州の別荘マールアラーゴでゴルフに興じている。

記事は、米CNNの2日付報道を引用し「トランプ大統領が習主席をマールアラーゴでゴルフに誘ったならば、がっかりすることになるかもしれない。習主席が約5年前に共産党トップに就任してから、中国にある数十のゴルフ場を閉鎖し、8800万人いる共産党員のゴルフを禁止したからだ」と伝えた。

また、かって中国とゴルフとの関係をテーマとする著書を出版した作家のダン・ウォッシュバーン氏が「習主席はゴルフを腐敗の象徴とみなしている。腐敗撲滅に取り組む習政権が近いうちにゴルフを受け入れることはまずない。少なくともオープンにゴルフを奨励することはあり得ない」と指摘したことを紹介している。

記事によると、中国政府や中国共産党はこれまでゴルフに対する奨励と排斥の間で激しく揺れてきたという。1949年の建国後「ブルジョワ的運動」として禁止してきたが、改革開放期に入ると外資獲得のためにゴルフ場建設を容認するようになった。2004年に環境保護を理由に新たなゴルフ場建設が禁止されても地方では密かな建設が続いたが、習政権となって締め付けが厳しくなり、15年には党員がゴルフをすることも禁止されたという。(翻訳・編集/川尻)