事故車のボディでコースター、その狙いは…

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車社会の米国やカナダでは、レストランやバーに出かけるにも基本的に自家用車であり、酒気帯び運転や酒酔い運転による取り締まりも、日本に比べると緩めに設定されています。

たとえば、処罰の対象となりうる運転時の血中アルコール濃度は、ほんとんどの州で0.08%以上。これは体重140ポンド(約63.5Kg)の男性が、ワインを3杯(1杯=150ccで計算)飲んだ場合に達する濃度です。そのため、仕事帰りに1〜2杯という程度なら、問題なく合法に運転できることになります。

いくら合法とはいえ、お酒を飲み始めた後に判断を失って、ついつい飲み過ぎてしまった、ということも少なくありません。実際に、飲酒運転を含む「driving under the influence (お酒のほか、違法ドラッグなどの影響下による運転を含む)」は、社会問題のひとつとして認識されています。

そんな飲酒運転を少しでもなくそうと、飲酒運転撲滅を目指す団体「Arrive Alive(生きたまま目的地に到着しよう、の意)」という団体が、カナダ・トロント州のバーと協力して、新しいキャンペーンを開始しました。

「The Emmet Ray」というバーでは、先日から鉄製のコースターで飲み物を提供し始めましたが、そのコースターには「このコースターは、車のボディを再利用して作られました。この車は(交通事故のため)家にたどり着くことが出来なかったのです」と書かれています。

実際に事故にあった車体を寄付してもらい、加工して作られたというこのコースター。手に取るとなんだか重々しい気分になりそうです。しかし、そんな酔いも吹き飛びそうな気持ちこそ、事故防止に役立つはず、と「Arrive Alive」側は願っているのではないでしょうか。