スマートフォンの登場以降、インターネットを利用する端末は「PCからスマートフォンへ」という大きな流れが起こりましたが、ついに、ネット利用OSの世界シェアトップの座がWindowsからAndroidへ移り変わったことが明らかになりました。

Android overtakes Windows for first time | StatCounter Global Stats

http://gs.statcounter.com/press/android-overtakes-windows-for-first-time

2017年4月3日にインターネット利用状況の調査会社StatCounterが、デスクトップPC、ノートPC、スマートフォン、タブレットなどのトラフィック(インターネット使用量)の利用状況についてレポートを公開しました。この調査によって、2017年3月にインターネット利用OSシェアでAndroidが初めてWindowsを抜いてトップに躍り出たことが分かりました。

Android(緑色)とWindows(青色)のインターネットシェアの年次別グラフは以下の通りで、Androidのシェアが右肩上がりなのに対してWindowsのシェアは減少する一方という傾向があり、2017年4月以降もシェアが再び入れ替わる可能性は低いことが予想されます。



北米市場やヨーロッパ市場においてはWindowsがインターネット利用端末のトップを維持しましたが、アジアなどの新興国市場ではWindowsのシェアが29.2%なのに対してAndroidが52.2%と大きく差を広げており、新興国市場での勢いの差が、王座交代劇を生み出したようです。

StatCounterのオーダン・カレンCEOは、「これはテクノロジーの歴史において時代の終焉を示す節目です」と述べ、1980年代以降のコンピューターOS市場で世界的な王者として君臨してきたMicrosoftのWindows時代が終わったことを意味しているとのこと。5年前にはインターネット使用量のわずか2.4%を占めるに過ぎなかったAndroidがトップに躍り出たことから、IT技術の移り変わりの早さがよくわかります。

とはいえ、デスクトップPCやノートPCなどにおけるインターネット使用量ではWindowsが全体の84%を占めるという圧倒的な地位に引き続きあるとのこと。



カレンCEOは依然としてコンピューター市場でのWindowsの優位性を認めつつもモバイル端末への進出は難しいだろうと予想しています。ただし、「AR(拡張現実)、AI(人工知能)、音声コントロール、Continuumなどの次世代の『パラダイムシフト』によって、Windowsのモバイル市場での飛躍の可能性はなきにしもあらずです」とも述べています。