米ボーイングの旅客機の操縦室。アイルランドのダブリンで(2012年1月26日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】カナダ西部のカルガリー国際空港(Calgary International Airport)で昨年の大みそか、離陸直前の旅客機のパイロットが操縦室内で泥酔しているのが見つかった事件で、同国の裁判所は3日、逮捕されたパイロット(37)に禁錮219日の判決を言い渡した。

 有罪判決を受けたのは、カナダの格安航空会社(LCC)サンウィング航空(Sunwing Airlines)のスロバキア人パイロット、ミロスラフ・グロニッチ(Miroslav Gronych)被告。航空機の操縦を担当する立場にありながら酒に酔っていた罪を認めていた。

 裁判所関係者はAFPに、被告が出所後1年間、航空機の操縦を禁止されることも明らかにした。

 グロニッチ被告は昨年12月31日、乗客99人を乗せてカナダのアルバータ(Alberta)州にあるカルガリー国際空港からメキシコのカンクン(Cancun)に向かうボーイング737(Boeing 737)を操縦する予定だった。しかし離陸前に乗員や空港職員らが被告の様子のおかしいことに気づき、その後、意識を失ったため当局に通報した。

 当局によると、逮捕から2時間後に行われた検査で、被告の体内から基準値の3倍以上のアルコールが検出された。

 カナダではパイロットが操縦前に酩酊(めいてい)していた容疑で逮捕される事件が相次いだため、マルク・ガルノー(Marc Garneau)運輸相が2月、国内の航空会社に対して、パイロットが酒に酔った状態で出勤しない体制を確実に整えるよう指示している。
【翻訳編集】AFPBB News