1日、福岡国際センターで行われた柔道の全日本選抜体重別選手権、女子57キロ級1回戦で、玉置桃と小野彰子が対戦し両者とも敗退した。今大会は夏にブタペストで開催される世界選手権の代表選考会を兼ねていた。玉置と小野の試合はお互いに攻め手を欠き、共に指導を2回ずつ受けたまま延長戦に突入。それでも攻め手のみられないまま7分を超えたところで、両者に3回目の指導が入り、そこで2人とも敗退が決まった。

【各階級の結果は】【柔道】全日本選抜体重別選手権終了 世界選手権の代表発表

 両者とも呆然としたまま試合会場を後にし、次の準決勝の相手となるはずだった宇高菜絵に不戦勝が転がり込んだ。納得できない敗退のようであったが、ルールの上は有り得る事で、旧ルールでも稀に発生した事もある。

 従前のルールでは指導は4回で反則負けとなっていたが、今回からそれが3回に変更されたため起こりやすくなった結果である。ポイントを取ったら逃げ回って勝ちを拾いに来る消極的な試合を排除する目的での変更ではあったが、反則負けも増えている。

 国際大会ではこのような事が起こらないように、延長戦になれば一方にだけすぐに指導を入れるようになるはずとの見解もある。そうかもしれないが、審判の指導を取るタイミングと共に選手の新ルールへの対応も模索されることにはなる。