3日、韓国では今年に入ってから、何気ない日常や結婚・出産・育児問題などを扱った日本人女性作家のエッセイが人気を博している。かばんに入れやすいスリムなサイズも人気の理由の一つだという。写真は韓国の本屋。

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2017年4月3日、韓国・国民日報によると、韓国では今年に入ってから、何気ない日常や結婚・出産・育児問題などを扱った日本人女性作家のエッセイが人気を博している。かばんに入れやすいスリムなサイズも人気の理由の一つだという。

角田光代の「わたしの容れもの」は年を取ることの意味を繊細に描いたエッセイで、はかなく過ぎゆく歳月の空しさを嘆き、若かりし日々を懐かしむというよりは、ソフトな視線で人生を見つめている。しわができた手の甲や味覚の変化を確認しつつ、歳月の意味を反すうする声が印象的な本だ。

ベストセラー作家・曽野綾子の「夫婦、この不思議な関係」は結婚問題を扱ったエッセイで、結婚する理由について「人を知るため」と説明している。そして、「人間の一生は、どのような人生でも本人さえ幸せならいい。しかしそこに、その人の生涯をかけて選んだ『一人の人間と付き合う方法』が理にかなっていなければならない」と、冷静かつ厳しいアドバイスを伝えている。

東京大学の上野千鶴子名誉教授が詩人・水無田気流と共同発行した「非婚ですが、それが何か!?結婚リスク時代を生きる」も注目を集めている。上野教授は社会学者らしく、さまざまなデータをもとに非婚に対する否定的な見解に反論している。

酒井順子の「子の無い人生」は子どものいない人について考えさせられる作品だ。酒井氏は「子どもがいなければ幸せでない」と考える世間の視線に不満を抱いている。

これを受け、韓国のネットユーザーからは「同じアジア圏だから?エッセイに共感できる部分が多いことが不思議」「生活に『結婚』という要素を必ず入れる必要がある?僕は結婚してないけど、今の人生に満足してる」と共感を示すコメントや、「日本とは違い、韓国は人口減少が心配で非婚女性に結婚しろと大騒ぎ」「韓国は健全なフェミニズムが定着するほど成熟していない」「韓国文壇でこういう軽いテーマは扱われない。だから一般の読者が韓国文学を排斥するのは当然のこと」と日本と比べるコメントなど、さまざまなコメントが寄せられている。

一方で、「今なぜおばちゃんたちの本が多く出版されるのか?それは、結婚できなかったから。日本のバブル崩壊→庶民は奈落の底へ。草食男子の登場→恋愛や結婚に関心なく、ここから日本のフェミニズムは崩落。絶食男子の登場。13歳差カップルが38%突破。負け犬・アラフォーといった新語誕生→つまり、結婚したくてもできない女性が社会問題に。同年代の男性はみんな若い女性を好む。以上」と細々と分析するコメントや、「韓国は人口密度が高すぎる。環境のためにも出産は控えるべき。政府も税金が不足してることだし、変な出産政策はもうやめて」と政府の政策に関するコメントも寄せられた。(翻訳・編集/松村)