都市化が進む中、人情が消えつつある中国。政府は法律で人々の意識を変えようとしている。写真は中国の若者。

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2017年4月2日、参考消息網によると、中国各地で“善行奨励法”が成立している。

2011年10月、広東省仏山市で何ともいたましい事件が起きた。2歳の少女、王悦(ワン・ユエ)ちゃんが交通事故にあったが、通行人は見て見ぬふり。監視カメラに残された画像から18人が助けようともせずに通り過ぎたことが明らかになった。中国では都市化が進む中で人情が失われていると言われてきたが、実際の事件で証明された形となった。

こうした中、中国政府は法律によって人々の意識を変えようとしていると、英紙タイムは報じた。深セン市、上海市、北京市、杭州市、珠海市などで成立したのが“善行奨励法”だ。倒れた人を助け起こした人の表彰や、助けた人から逆に「こいつに突き飛ばされた」などと言いがかりの訴訟を受けた際には保険会社が無料で支援することなどが盛り込まれている。(翻訳・編集/増田聡太郎)