子どもに大人気なのは恐竜、それもティラノサウルスの化石標本だが、科博の醍醐味はそれだけではない(『国立科学博物館のひみつ 地球館探検編』より)

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東京・上野にある国立科学博物館(科博)。1877年創立の、日本で最も歴史のある博物館のひとつで、国立では唯一の総合科学博物館だ。元マイクロソフト日本法人社長で、大の科学ファンを自任する成毛眞氏が、科博の“探検ガイドブック”といえる『国立科学博物館のひみつ─地球館探検編』を刊行した。(聞き手/ダイヤモンド・オンライン編集長 深澤 献)

あまりにも遅れている
日本の大人のSTEM教育

──成毛さんは常々、STEM(Science,Technology,Engineering and Mathematics:科学・技術・工学・数学)教育が、これからの子どもたちはもちろん、大人にも不可欠だと指摘されていますね。

 そう。ただ、意外と日本の子どものSTEM教育は成績が良くて、先進国の中でも1、2位を占めるような状況です。それに対して、日本の大人のSTEMはすごく遅れてて、限られた人以外は全く興味がない。

 かたや、イーロン・マスク(PayPal、テスラ・モーターズ、スペースX、ソーラーシティなどを創業)みたいに、電気自動車どころか、次はついに火星まで行って宇宙でビジネスをやるとか言っている人がいる。世界では他にもサイエンスの最先端で飯を食おうとしてる連中がものすごい勢いで出てきているっていうのに、日本は意外と少ない。

 海外のウェブメディアだと、例えばドローンにしろAIにしろ、詳細で技術的な記事とか出ていて、よく読まれてるんだけど、日本ではあんまり…でしょ。50代以上は諦めるとしても、30代、40代のSTEMに関する興味がこのままだと、本当にアメリカに負けちゃう。

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