【島田歌穂さんインタビュー】日本初ミュージカル『ビリー・エリオット ?リトル・ダンサー?』の魅力とは

写真拡大



2001年公開の大ヒット映画『リトル・ダンサー』をミュージカル化した舞台『ビリー・エリオット ?リトル・ダンサー?』が2017年7月、日本で初演されることが話題になっている。そこで主要キャストの1人であり、『レ・ミゼラブル』はじめ名作ミュージカルに多数出演する島田歌穂さんを直撃。同作の魅力について、聞いてきた!

Kaz Sasaki

<ストーリー>
幼い頃に母親を亡くし、炭鉱労働者の父と兄、祖母との4人暮らす少年ビリー。貧しい生活の中、ある日彼はバレエ教室のレッスンを目にしバレエに魅せられる。そしてウィルキンソン先生指導のもと、父親の反対を受けながらもバレエダンサーを目指すという物語。

大切な何かを思い出させてくれ、夢を持つことへの勇気を与えてくれる作品


――同作に対してどんな印象を持たれていますか。

希望を持とうと思っても持てないような厳しい社会背景がベースに描かれていて、その中でとにかく必死に生きようとする人たちの物語です。少年ビリーは亡くなったお母さんのことをずっと思っていて、寂しいけれど、寂しいと言えない。そんな思いを心に秘めた物静かなビリーがひょんなことからバレエ教室に紛れ込んで、ダンスの中にふっと自由になれる何かを見つけるんです。そして、ダンサーになりたいという夢に向かってまっすぐに、ただ進んでいこうとする、ひたむきな姿を描いているんですね。

夢を持つこととか、信じたものに向かって踏み出すこととか、そういう熱い思いが純粋であればあるほど、周囲の人の心や、環境さえも、いろいろなものを大きく動かしていけるんだということに気づかされます。どんな世代の方にも、すごく深い勇気を与えてくれる作品だと思います。

――少年が主役なので、一見ファミリードラマのように思えるのですが、そうではないのでしょうか。

まさにそこがポイントだと思います。少年が夢を追うというだけの話ではなく、大人たちが忘れかけてしまった情熱や、諦めかけてしまった夢など、一番大事なことをみんなに思い起こさせてくれる舞台なんです。性別も年齢も、時代も国境も、何もかも超えて、人として生きていく上で一番大事なもの、失っちゃいけないものを、主人公のビリーが教えてくれるんです。

観客を圧倒!心に秘めた感情を爆発させるビリーのダンスは必見

――ご自身で印象深いなと思われるシーンについて教えてください。

まず、お母さんがビリーに宛てた手紙を、ウィルキンソン先生が読み上げるシーンですね。何度見ても号泣してしまいます。

実は今回、オーディションの時にもそのシーンを演じました。その時、ウィルキンソン先生は、ビリーにとってその手紙が大事なものだと察知するからこそ、彼に強く言い聞かせるように読むようにと言われました。大切なシーンなのでどうしても大事に大事に、感動しながら手紙を読んでしまいがちなのですが。感情に溺れて読むのではなくて、それをぐっと押し殺した上で、手紙の内容を彼にしっかりと伝えるようにして読んでほしいと言われたんです。それで、あぁ、ウィルキンソン先生は何が何でも決して弱みを見せない強い人なんだなと思いました。深い思いを持ちながらも、絶対にそれを表に出さず、絶対に泣かないように、舞台では自分の感情と毎回戦いながら演じていくことになると思います(笑)。

――ダンスや音楽が印象的なシーンについてはいかがですか。

一幕のラストで、バレエを禁止されたビリーが心に秘めていた感情をバッと爆発させて、激しく踊るシーンは圧倒されますね。それから、ビリーが大人になったビリーとデュエットで踊るシーンも幻想的で素敵ですし…本当に、どのシーンも全部好きです。本当に見どころはたくさんありますね。

音楽、ダンス、人間ドラマのどれもが素晴らしい感動エンターテインメント


――オズモールのユーザーのみなさんにメッセージをお願いします。

『ビリー・エリオット』はミュージカルの中のミュージカルと言っていいくらい、音楽もダンスのショーナンバーもエンターテインメントとして素晴らしいですし、深い深い人間ドラマが丁寧に描かれた作品です。なにより、一年間の特訓期間とオーディションを勝ち抜いた、4人のビリーたちの姿が素晴らしいです。真っ直ぐに夢に向かって羽ばたこうとする物語のビリーと重なって、必ず感動していただけると確信します。ミュージカルがお好きな方は、もう絶対に必見です!

そして、ミュージカルにあまりなじみのない方や、急に歌い出すからミュージカルは苦手だな(笑)という方にも、この作品は必ず楽しんでいただけると思います。気がついたらミュージカルが大好きになっている!ということになるかも。お客さまそれぞれにとっての大切なものをふっと思い起こしていただける、必ず勇気と感動を持って帰っていただける作品だと思いますので、ぜひ多くの方に見ていただきたいです。

――どうもありがとうございました。7月の公開が楽しみです!

<『ビリー・エリオット ?リトル・ダンサー?』の公演情報>
会場/TBS赤坂ACTシアター
公演期間/2017/7/25(火)〜10/1(日)



スーパーフードやグルテンフリーパスタ、人気のハーブローストチキンがいただける六本木ヒルズの毛利庭園前にあるレストラン「Mr.FARMER」。こちらで話題のランチをいただいたら、「赤坂ACTシアター」で本場ロンドンのクリエイティブチームと日本人キャストで贈る日本初演ミュージカル、今年度No.1話題作『ビリー・エリオット』を鑑賞して。