<安倍とはゴルフ三昧でご満悦だったトランプだが、習近平はゴルフを腐敗の源として禁じた指導者。さあどうする?>

日本の安倍晋三首相は今年2月、ドナルド・トランプ大統領をフロリダ州パームビーチの豪邸「マール・ア・ラーゴ」に訪ね、2日間ゴルフを楽しみながらの「ゴルフ会談」で交流を深めた。だが4月6日にマール・ア・ラーゴを訪ねる予定の習近平・中国国家主席だけはゴルフに誘わないほうがいい。習は有名なゴルフ嫌いなのだ。

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習の反腐敗ゴルフ戦争

習近平は2012年に中国共産党総書記に就任して以来、ゴルフは政治腐敗の温床になるとしてゴルフを厳しく取り締まってきた。「ゴルフ戦争」の始まりだ。

中国共産党の創立メンバーである毛沢東が「金持ちのためのスポーツ」として人民に禁止して以来、中国にとってゴルフは論争の種だ。ゴルフ禁止は1980年代半ばに解除されたが、その後も断続的に規制は続いた。一方で規制を無視した開発や利用が続き、とくに地方ではゴルフに興じる共産党の役人も多く、貧しい地元住民の反感を買った。

そこで習は2015年、「新倫理規定」で党員8800万人にゴルフを禁止した。2016年には解除されたが、共産党幹部が若い党員からのゴルフ会員権の贈与を受けることは今も禁止されている。

コンペの費用も政府持ち?

香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによれば、2015年、習近平による腐敗防止の取り組みの一環で商務省職員のワン・シェンヤンが調査を受けた際に「問題の一つはゴルフ会合に政府のお金が使われていること」とコメントしている。

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マール・ア・ラーゴはこれまで、トランプが身がまえなくて済む指導者を招いて歓待する場所だった。安倍が滞在したときは、両首脳とも「食べたり、リラックスしたり」した、とホワイトハウスは言う。3月17日にホワイトハウスでトランプと会談したドイツのメルケル首相との間に火花が散っていたのとは対照的だ。

ゴルフはトランプのアイデンティティーにも関わるスポーツだが、習近平は理解を示すだろうか。もしトランプが外交儀礼を優先するのであれば、習近平が好むと言われる武道やサッカーをするのがいいかもしれない。