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歌舞伎俳優が3日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた、2019年の大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』主役発表会見に登場。かつて大河で主役を演じた亡き父・勘三郎さんに「勝ったんじゃないかな(笑)」と誇らしげに語った。

今作は、2020年に東京オリンピックが開催されるのを控え、宮藤官九郎のオリジナル脚本で制作。まだ「スポーツ」という言葉もなかった1912年のストックホルム大会で2人の選手が出場したことから始まった日本のオリンピックを、戦中・戦後をへて、1964年の東京大会が開催されるまでの52年間を描いていく。

中村が演じるのは、マラソンで日本初のオリンピック選手となった金栗四三。「演じるにあたってやらなければならないことが山ほどあります。マラソン(ランナー)の体にしなければいけないですし、お写真を拝見するとものすごく黒いので、真っ黒にしなければいけないですし、熊本弁もイチから勉強して務めたいと思います」と、役づくりに向けての課題を明かしながら、自分が演じることを金栗の親族が喜んだのを知って、「それが力になっています」と語った。

今作は、亡き父・中村勘三郎さん(当時・十八代目勘九郎)が主演を務めた大河ドラマ『元禄繚乱』(99年)から、ちょうど20年という節目での放送だが、中村は「素直にうれしいです」と感想。「父は大石内蔵助を演じていたんですけど、歌舞伎役者なのに近代の金栗四三さんを演じられるのは、父に勝ったんじゃないかな(笑)」と笑顔を見せた。

勘三郎さんからは生前、大河について「飲んでる話しか聞いてないです」というが、もし今でも健在だったら「自分も出せって言うんじゃないでしょうかね(笑)。うちの父の性格なんで、宮藤さんのところに直談判しに行って、『俺、晩年やるよ』って言い出すかもしれない(笑)」と想像した。

なお、今作は前半を中村、後半は阿部サダヲ演じる日本水泳の礎を築いた田畑政治を中心に描くことになっているが、阿部が初めて出演した大河が『元禄繚乱』で、運命的なものを感じている様子だった。