日本の肝臓病の中でも最も多いとされるウイルス性肝炎。肝臓病の実に8割以上がウイルス性肝炎とも言われます。肝炎ウイルスによって引き起こされるこのウイルス性肝炎ですが、その種類は様々で、珍しいものも含めると全部で7種類ものウイルス性肝炎が確認されています。7種類もあるウイルス性肝炎の種類と特徴について見ていきましょう。

メジャーなA型・B型・C型、マイナーなD型・E型

ウイルス性肝炎はその感染元の肝炎ウイルスの種類によって7つに分類されています。7つの内訳は、A型・B型・C型・D型・E型・G型・TT型になります。この中でも日本人が発症する頻度の高いものが、A型・B型・C型です。発症する頻度が稀で、比較的マイナーなものとして知られるのがD型とE型。残りのG型・TT型はそもそも肝炎ウイルスであるかもはっきりわかっていないものなので、ウイルス性肝炎が語られる場では、ほとんどA型・B型・C型・D型・E型の5つのみが取り上げられています。

日本人に多いA型・B型・C型

日本人が発症する頻度の高いものがA型・B型・C型なので、日本人がウイルス性肝炎を発症した際は、まずこのA型・B型・C型が疑われます。ちなみにA型は感染者の排泄物を介して感染するもので、昔と違い衛生環境の良くなった日本では、感染者は減少しています。そのため最近ではB型・C型のウイルス性肝炎がより一般的となっているのです。

感染頻度の高いB型・C型の特徴

感染頻度の高いB型・C型の特徴について見ておきましょう。B型は母子感染、体液感染、血液感染によって発症するものです。とはいえ最近では子供へのワクチン接種、医療行為の感染対策により、母子感染や血液感染は減少してきていますが、性交渉による体液感染を起こすケースが増加しているようです。症状としては倦怠感や食欲不振を伴い、最悪肝臓がんとなることもあります。

C型は主に血液感染から発症するもので、症状としては倦怠感や食欲不振等を伴いますが、これを自覚する患者は少なく、症状を訴える患者は全体の10%程度にしか及ばないとされます。最悪肝硬変や肝臓がんとなることもあります。B型・C型いずれも、潜伏期間というものがあり、例え自覚症状がなくともすでに感染してしまっている場合もあります。少しでも気がかり、疑わしいと感じたなら、病院にて検査してもらうことをおすすめします。


writer:サプリ編集部