35歳での目標「銀幕で活躍できる俳優になりたい」



――23歳で本格的にこのお仕事を始めて、今年で28歳。今、どんなことを思っていますか？

僕、25歳と30歳って、節目の年だと思うんです。今はちょうどその間にいるので、発展途上というか、何か探っている年齢ではあるのかな。

――どんな節目なんでしょうか？

25歳はもっと大人だと思っていたんですけど、実際になってみたらまだまだ子どもだったんですよ。30歳のときには、お芝居をする人としても、人間としても、深さとか味とかアクとか、そういうのを出せる人になっていたいなと。

――深さや味だけでなく、アクも出していきたい？

はい。でもそれは、自分から出そうという意識も必要ですけど、経験とか人とのつながりによって出てくるものだと思うんです。だから、まだまだこれからですね。いろんなお仕事をしながら、インプットやアウトプットをしていきたいです。

――そんな崎山さんの、今後の目標は？

僕はもともと映画が好きなので、銀幕の世界に行きたいというのがすごくあって。35歳で、銀幕で活躍できる俳優になれたらいいなと思っています。



――35歳もまた、ひとつの節目なんですね。

けっこう、そういうのを決めたいタイプの人なんです。何時に起きて、何をして…とかもいちいち決めちゃうタイプ（笑）。

――自分なりのルーティンみたいなものもありますか？

舞台のときも絶対にくずさないルーティンはありますね。リハーサルの後から本番までのあいだに、身体のアップ何分、喉のアップ何分、この時間にご飯を食べて、休憩の時間はこれをする…っていうのを、自分のなかで作っています。

――今回のミュージカル『刀剣乱舞』もほぼ毎日のように公演がありますし、規則正しいルーティンをずっと続けていくのは、大変じゃないですか？

最高のコンディションで演じるためにやる、というのはもちろんなんですけど、僕は、ラクに仕事をするのはどうかなって思うところがあって。追いつめられたときに初めて野性的な部分とか、自分には知らなかった部分が出たりもするし、ハングリー精神というか、自分をキツい状態に追い込むことで、逆に見える景色がよかったりするので。



――ストイックに自分を追い込むことや、気持ちを一定に保つことは、なかなか難しいと思います。崎山さんはどうやって、強い気持ちを保っていますか？

休息するときは、しっかり取るようにしています。あとは、スイッチを入れることですね。

――スイッチ…ですか？

これはお仕事をしていくうえで見つけたんですが、役によって「こういう動きをすることによってスイッチを入れる」ということをします。たとえば石切丸だったら、アップをしながらだんだん所作や立ち振る舞い、声のトーンを石切丸にしていく。石切丸のスイッチが入ると、そこからすんなり変わるんです。

――そうやって、役になりきっていくんですね。

役によってそれぞれのスイッチを見つけるようにしています。稽古をしながら、スイッチの入れ方をつかんでいく感じですね。すごくおもしろいし、楽しい作業なんです。



「イチゴカレーは、もう二度と作りません！（笑）」



――続けて、プライベートについてもお聞きします。崎山さんは、料理をするのがお好きなんですよね。

料理ができるときは、しています。それがリフレッシュになったりするので。最近は、スーパーでアジを買ってきて開きにしました！

――最近作った自信作はありますか？

何だろう…？ おいしいものができたらテンションが上がるんですけど、最近はそうでもないですね。わりと胃を満たすだけになっちゃっているかも（笑）。

――料理はいつから好きなんですか？

小学生の頃からですね。マンガの『ONE PIECE』（集英社）に出てくるサンジが好きだったんです。サンジは料理人なので、影響されてお母さんに料理を教えてもらうようになりました。幸い、サンジのタバコには影響されなかったですけど（笑）。



――小学生から！ スゴいですね。そういえば以前ブログで、「好きなもの第1位のカレーと、第2位のイチゴを合わせてイチゴカレーを作った」というエピソードを書かれていましたが。

学生の頃ですね。安易な考えというか…スイカに塩をかけるとよりおいしさが増すから、カレーの辛さにイチゴの甘酸っぱさを混ぜたらおいしくなると思ったんじゃないですかね。でも、思いっきりケンカしてました。二度と作りません！（笑）

――（笑）。お料理以外では、お休みの日に家にいるときなどは、何をして過ごしていますか？

テレビを見るか、本を読むか…。休みの日はあんまり家から出ないで、わりとのほほんとしていますね。小さい頃からテレビっ子なので、家にいるときはテレビをつけっぱなしにして、バラエティもドラマも情報番組も、いろいろ見ます。

――舞台稽古や本番が続くハードな毎日ですものね。では、もしもゆっくりお休みが取れたと仮定して、“理想の休日デート”の過ごし方を教えていただけますか？

フラフラッと買い物しながら街を歩いたり、おやつの時間にはカフェでゆっくりして…って、とくに何かをするよりも、時間の経過を感じる1日を過ごしたいです。稽古をしていると本当に時間が過ぎるのが早いので、休日はそんなふうに過ごせたらいいですね。



――時間の経過を一緒に感じる休日なんて、素敵ですね。ちなみに、崎山さんが女性に言われて嬉しいひと言は何ですか？

褒めてもらえたら何でも嬉しいですよね。僕、褒められてのびるタイプなので（笑）。漠然と褒められるよりも、「ここが、こういうふうによかった」って、その人ならではの目線で言ってもらえるとすごく嬉しいですね。

――最後に、ミュージカル『刀剣乱舞』を見に来てくださる方へメッセージをお願いします！

今回の作品は物語も壮大なので、大河ドラマのような感覚で楽しんでいただけると思います。刀剣たちがどのように人間たちと過ごし、成長していくのか、そのドラマを感じてほしいです。そして2部は雰囲気もガラッと変わって、ひとつのエンターテインメントショーになっているので、時間を忘れて楽しんでもらえたら嬉しいです！



【プロフィール】
崎山つばさ（さきやま・つばさ）／1989年11月3日生まれ。千葉県出身。B型。特技は野球とサッカー。2015年から翌年にかけて、ミュージカル『刀剣乱舞』 トライアル公演、ミュージカル『刀剣乱舞』 〜阿津賀志山異聞〜（石切丸役）、『ROCK MUSICAL BLEACH』〜もうひとつの地上〜（阿散井恋次役）をはじめ、数多くのミュージカルや舞台、ライブに出演。2017年1月にファースト写真集『YOKU』をリリース。3〜4月に上演中のミュージカル『刀剣乱舞』 〜三百年の子守唄〜では、石切丸役を熱演中。
【公式HP】http://www.spacecraft.co.jp/sakiyama_tsubasa/
【ブログ】http://ameblo.jp/sakiyama-tsubasa/


■ミュージカル『刀剣乱舞』 〜三百年みほとせの子守唄〜
【東京公演】＜終了＞
3月4日（土）〜3月26日（日）＠AiiA 2.5 Theater Tokyo
【大阪公演】
4月1日（土）〜4月9日（日）＠梅田芸術劇場 メインホール
【東京凱旋公演】
4月14日（金）〜4月23日（日）＠AiiA 2.5 Theater Tokyo

原案：「刀剣乱舞-ONLINE-」より（DMM GAMES/Nitroplus）
演出：茅野イサム
脚本：御笠ノ忠次
振付：本山新之助

＜出演＞
石切丸 役　　　　崎山つばさ
にっかり青江 役　荒木宏文
千子村正 役　　　太田基裕
蜻蛉切 役　　　　spi
物吉貞宗 役　　　横田龍儀
大倶利伽羅 役　　財木琢磨

徳川家康 役　　　鷲尾 昇
松平信康 役　　　大野瑞生
竹千代 役　　　　阿由葉朱凌、小島幸士 ※Wキャスト
吾兵 役　　　　　高根正樹
ほか

■ライブビューイング ミュージカル『刀剣乱舞』 〜三百年みほとせの子守唄〜
4月23日（日）18:30開演
チケット料金：3,600円（税込／全席指定）

【公式サイト】https://musical-toukenranbu.jp/
【公式Twitter】@musical_touken


(C)ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会


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★★崎山つばささんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント★★

今回インタビューさせていただいた、崎山つばささんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

■応募方法：ライブドアニュースのTwitterアカウント（@livedoornews）をフォロー＆以下のツイートをRT


■受付期間：2017年4月4日（火）12：00〜4月10日（月）12：00

■当選者確定フロー
・当選者発表日／4月11日（火）
・当選者発表方法／応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、発送先のご連絡 （個人情報の安全な受け渡し）のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
・当選者発表後の流れ／当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから4月11日（火）中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただきます。4月14日（金）までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。

■キャンペーン規約
・複数回応募されても当選確率は上がりません。
・賞品発送先は日本国内のみです。
・応募にかかる通信料・通話料などはお客様のご負担となります。
・応募内容、方法に虚偽の記載がある場合や、当方が不正と判断した場合、応募資格を取り消します。
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