ロシア・モスクワ中心部で、警察に連行される抗議デモの参加者(2017年4月2日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ロシア内務省は2日、首都モスクワ(Moscow)で無許可の抗議デモを行った野党支持者31人を、公共の秩序を乱した容疑で拘束したと発表した。ロシアでは先週にも、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に批判的な野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏の呼び掛けで行われた反汚職デモで数百人が拘束されている。

 ソーシャルメディアを通じた呼び掛けで集まった100人余りの野党支持者らは、グリニッジ標準時(GMT)2日午前10時半(日本時間午後7時半)ごろからトベルスカヤ(Tverskaya)通りで平和的なデモ行進を開始した。すると、ヘルメットや防護装備に身を包んだ警官隊が素早く駆け付け、デモを中止させた。

 現場で取材していたAFP写真記者によると、身柄を拘束されたデモ参加者らはスローガンを叫ぶこともなく、ただ通りを行進していただけだった。プラカードを掲げた男性が真っ先に拘束されたという。

 内務省の発表では拘束されたのは31人だが、活動家の拘束状況について記録しているウェブサイト「OVD-Info」によると、未成年者4人を含む56人の身柄が拘束されたという。

 一方、ロシア国内の他の都市でも地元当局の許可を得た上で抗議デモが行われ、シベリアのノボシビルスク(Novosibirsk)では約400人、南部サマラ(Samara)では650人がデモに参加した。内務省によれば、サンクトペテルブルク(St. Petersburg)でも無許可のデモがあり、参加者1人の身柄を拘束したという。
【翻訳編集】AFPBB News