最新の世界ランクでは4位に浮上したロジャー・フェデラー【写真:Getty Images】

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今年4045ポイントで1位復帰は? ATP公式サイト「17年後半まで起こりえない」

 男子テニスのマイアミ・オープンは現地時間2日(日本時間3日)に決勝が行われ、世界ランキング6位のロジャー・フェデラー(スイス)が同7位のラファエル・ナダル(スペイン)を6-3、6-4のストレートで下して優勝。試合後に発表された最新の世界ランクでは4位に浮上した。

 ATP公式サイトでは「今大会から学んだ5つの観点」というタイトルで、フェデラーの世界ランキング1位復帰への可能性、また錦織圭(日清食品)を準々決勝で下したファビオ・フォニーニ(イタリア)の躍進ぶりなどを取り上げている。

 フェデラーは長年にわたり、名勝負を繰り広げたナダルとの決勝でも安定した力を発揮して今季3勝目を挙げた。「2017年の素晴らしいスタートは継続している」とレジェンドを絶賛した記事では、今年に入ってから獲得したATPのランキングポイントを4045ポイントとしたことを伝えている。

 こうなると再び世界ナンバーワンの座に立つか注目されるが、それは「早くても2017年の後半までは起こりえないだろう」と分析。その理由として、世界ランク1位のアンディ・マレー(イギリス)と最近負傷に苦しんでいる同2位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)がクレーコートシーズンに照準を合わせると同時に、フェデラーがグランドスラム優先の試合日程を立てたことに着目している。

錦織撃破の躍進フォニーニも評価「直近の大会では上昇してきたことを示した」

 記事では「ATPランキング1位を取り戻すことを達成するために、毎週大会に出ることはないだろう。35歳のフェデラーは、健康を維持し、チャンスを最大限生かすための賢明なスケジュールを立てると語った」と述べられている。

 また、フェデラーに準決勝で負けたものの進境著しい21歳のニック・キリオス(オーストラリア)、スタン・ワウリンカ(スイス)に勝利した19歳のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)といった若手の躍進を紹介。さらに、29歳のフォニーニについても錦織を下した試合を挙げ、こう評価した。

「フォニーニが世界レベルであることは長年証明されているが、直近の大会では遅ればせながら上昇してきたことを示した。クレーコートシーズンでは、このイタリア人選手がさらに頭角を現すことが期待されている」

 フェデラーらベテランの健在に若手選手の突き上げ、そしてフォニーニら中堅も虎視眈々と主役の座を狙う群雄割拠のテニス界を象徴する大会だったことは間違いない。