(株)東洋館(TSR企業コード:920028357、法人番号:9310001008515、雲仙市小浜町雲仙128、設立昭和39年3月、資本金5000万円、石田直樹社長)は3月31日、長崎地裁に破産を申請し同日、破産開始決定を受けた。破産管財人には福崎博孝弁護士(弁護士法人ふくざき法律事務所、長崎市樺島町4−6、電話095−824−8186)が選任された。
 負債総額は約37億円。長崎県では今年最大。

 昭和20年11月、観光ホテル「ホテル東洋館」として開業し、客室115、収容人数約500人、10名以上の宴会場23カ所を備え、雲仙温泉ではトップクラスの規模と知名度を誇る老舗。ピークとなる平成3年6月期には約23億円の売上高を計上した。しかし、その後は他の温泉地区との競争激化や個人消費の低迷などから宿泊客が年々減少し、施設などへの投資で多額の借入金を抱え資金繰りが逼迫。17年には金融機関からサービサーに債権譲渡され、以降も債権者が数度変更されるなど資金面は不安定に推移し、業績低迷も慢性化していた。
 なお、ホテルは土地建物を所有する(株)Five Innovation(TSR企業コード:922151199、法人番号:9310001012500、雲仙市)が営業を継続する。