急速な経済発展と社会の変化を遂げた中国では、人びとの価値観が大きく変わった。これまで当たり前に行われてきた風習の中には、変化のなかで「陋習」となされるようになったものも少なくないようだ。中国メディア・今日頭条は2日、「中国の近代と現代における8大陋習」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF) 

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 急速な経済発展と社会の変化を遂げた中国では、人びとの価値観が大きく変わった。これまで当たり前に行われてきた風習の中には、変化のなかで「陋習(ろうしゅう:悪い習慣)」となされるようになったものも少なくないようだ。中国メディア・今日頭条は2日、「中国の近代と現代における8大陋習」とする記事を掲載した。

 記事は「陋習は、破壊性が極めて強い国民的習慣であり、経済建設・社会発展にとって非常にマイナスに働くものである」としたうえで、近代から現代にかけて中国に存在した、あるいは存在する「陋習」を8つ挙げて解説している。

 1点目と2点目は歴史的なもので、清の時代に女性に対して義務付けられた纏足、そして未婚で亡くなった男女に配偶者をつけ、場合によっては一緒に埋葬するという冥婚が挙げられた。現代においてはまず見られない風習と言えそうだ。

 3点目以降は現代にも関わってくる習慣が並ぶ。まずは酒を勧める文化だ。本来は主人が客を篤くもてなすための習慣だったが、現代では主人であろうが客であろうが「俺の酒が飲めないのか」と言わんばかりに勧めあうようになってしまっており、もはや「勧酒ではなく、迫酒である」と論じている。

 4点目は大人が子どもをからかう風習。子どもに向かって「ママは弟が生まれたからもう君を愛してくれないよ」などと言い、子どもを傷つけて喜ぶ傾向が農村地域で比較的多く残っているとした。記事はこのほか、新婚初夜の邪魔をする風習、わが子に自分の願いを押し付ける風習、祝儀の金額の多さを競う風習、そして、所かまわずマージャンをする風習を挙げた。

 今の中国社会が真剣に考えなければいけないのは「わが子に自分の願いを押し付ける風習」かもしれない。親が子どもに期待をかけるのはやぶさかではないが、それが子どもにとって重圧になるのなら、それはやり過ぎだ。子どもは「自分のもの」ではなく「子ども自身のもの」であることを心得なければならない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)