お金の専門家に聞く、50代から選ぶ保険は何にすればよい?【連載】

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50代となると退職後どうするか? という悩みが現実化してくる時期。いざという時や老後のことを考えて保険を見直したいと考える人もすくなくないだろう。50代から選ぶ保険はどのような保険がよいだろうか? ファイナンシャルプランナー資格を持つ生命保険営業職員、東龍治さんにお金のプロからの意見を聞いた。

■まずは保険の見直しから

東さんによると「ライフステージが老後に近づき、その分家族に対しての責任がやや減る時期になるかと思います。つまりはご自身と奥様の老後の生活に備える時期と言えるのではないでしょうか?」とのこと。

老後に備えるにはまずどうすればよいだろうか。

「50代で全く保険に入っていないという方は少ないかと思いますので、まずはご加入内容の確認が重要です。というのも、この年代の方々には、若い時に入った保険の中で『お宝保険』と言われる、予定利率の高い保険が含まれている可能性が高いからです。そうした保険であれば、支払う金額と将来死亡時に受け取る金額の差が大きく、また解約返戻金もたまっている可能性があります。保険料の支払いをそこで終わらせる『払済』としても保障額があまり変わらない可能性もありますし、解約したらもったいない程のものもあるかもしれません」(東さん)

まず自分や家族が加入している保険に「お宝保険」が眠っていないかチェックしてみるといいかもしれない。

■老後資金のチェックも

東さんによると、50代は老後資金を貯めるラストチャンスだという。

「老後必要な保障額については、やはりライフプランに基づいて考えてみると良いかと思います。男女の平均寿命の差から、将来的にご主人様に何かあった場合は奥様が一人で過ごされる『未亡人期間』も考慮すべきでしょう。この未亡人期間、平均的には同じ年齢であれば5年ほどと言われています。サラリーマンのご家庭では定年退職も間近になりますので、老後の用意を始めるギリギリの時期だと思います。ねんきん定期便などで給付される予定の年金の額や時期の確認、ご家庭の預貯金の確認なども必要でしょう。年金受給時期と定年退職時期のずれがある場合は、そこでの収入確保が老後の浮沈を決めることもあり得ます。その上で、できれば定年退職時にある程度まとまった金額の蓄えを持っておきたいですね」(東さん)

老後資金のチェックを夫婦で行ったほうがよいようだ。また「会社によっては退職金制度の見直しなどもここ数年で行われているようです。会社の仕組みなどは確認しておいて損は無いです」とのこと。会社の退職金制度もチェックしておこう。

■医療保険も見直しを

最後に医療保険の見直しの必要も教えてくれた。

「医療保険についても良く確認してみるのが良いかと思います。というのも、10年以上前は医療保険には終身タイプのものはありませんでした。最近はお体の状況を問わず、保険期間をそのまま終身に移行できる保険会社もありますので、内容を保険会社の担当者と相談してみるのも良いかと思います。お体の状況が良ければ、保険期間を終身に変更するのも良いでしょう」(東さん)

また自身や配偶者、両親の介護の可能性も考えなくてはならないとのこと。

「介護状態になった場合に給付金を受け取れる保険を検討するのも良いかと思います。現在ご加入の保険内容を介護保険に変更することもできる会社もありますので、こちらも医療保険同様、相談してみるのも良いかと思います。親御さんの介護や相続など、家族内での話し合いが増えてくる時期かもしれません。子供達や親戚づきあいも増えてくるかと思いますが、そこでの対応が将来生きてくるかと思います」(東さん)

まずは家族で話し合うことから始めてみるのがいいかもしれない。

「教えて!goo」では「50代からのライフプラン考えていますか?」で回答を募集中だ。

●プロフィール:東龍治
1976年長野県生まれ。大学卒業後は東京都で学芸員、民間企業での営業を経て、生命保険会社に勤務。

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