中国浙江省の動物園でこのほど、入場料を払わず壁を乗り越えて園に進入した男性がトラに襲われ死亡する痛ましい事故が起きたが、陝西省西安市では壁を乗り越え不正に入園する行為が横行している。

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中国浙江省の動物園でこのほど、入場料を払わず壁を乗り越えて園に進入した男性がトラに襲われ死亡する痛ましい事故が起きたが、陝西省西安市では壁を乗り越え不正に入園する行為が横行している。

中国メディアによると、問題となっているのは西安市の「秦嶺野生動物園」で、近くに住む村民が壁にはしごをかけ観光客を入園させている。観光客は正規の入場券より安いお金で入園できるが、チケットがないため入場できない施設もある。何より、壁を乗り越えた直後に猛獣のほえる声が耳に入り恐怖を覚える人も少なくない。3月にこの方法で入園した男性客4人は猛獣の声に恐怖し後悔したと語っている。

中国は4日まで清明節(先祖を祭る中国の伝統的な祭日)の3連休で、初日の2日にもはしごを使って観光客を入園させる行為が確認されている。

警備関係者は「発見すれば当然チケットの購入を求めるが、なかなか発見できないのが現状。お手上げだ」と語っている。さらに、動物園の関連部門は「不正なルートで進入した場合、問題が起きても全て自己責任」と述べた。

同園の入園料は現在100元(約1600円)で、村民らがかけたはしごを利用した場合60元(約970円)ほどで入園できる。確かに正規より安くなっているが、チケットがない不便のみならず予想外の危険にさらされる可能性もある。(翻訳・編集/内山)