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セイコーインスツル(SII)は、ウェアラブル/IoT機器向けに、超高効率 降圧型スイッチングレギュレータ「S-85S1Pシリーズ」を本日より発売し、「S-85S1Aシリーズ」を4月20日より発売する。

両シリーズともに、世界最小の超低消費電流260nAにより90.5%(100μA負荷時)の高効率を実現。ウェアラブル機器のために極限まで小さくした消費電流により、一般的なLDOレギュレータに比べて、バッテリー駆動時間を最大2.5倍まで延ばすことが可能となっている。

また、同社独自のCOT(コンスタントオンタイム)制御方式により、負荷変動に対して高速な過渡応答も実現し、小型バッテリを搭載するウェアラブル機器やIoT機器などの長時間駆動をサポートするという。

「S-85S1Aシリーズ」はSNT-6A(1.80×1.57×0.5mm)を、一方の「S-85S1Pシリーズ」はSNT-8A(2.46×1.97×0.5mm)という超小型パッケージを採用し、ウェアラブル機器・IoT機器の小型化・薄型化にも貢献する。さらに「S-85S1Pシリーズ」には、バッテリから入力される電圧を1/2または1/3に分圧し、その電圧を出力するパワーモニタ用出力機能を搭載。同機能は、パワーモニタイネーブル端子でオン/オフを切り替えられるので、電圧を間欠動作で監視でき、更なる低消費電流化が可能となる。これにより分圧用の外付け抵抗が不要となり、実装面積も低減することができ、機器の小型化に貢献するということだ。さらに、同ICは0.7Vの出力電圧設定が可能であるため、GPS機器にも対応し極めて低い電源電圧を供給できるようになっているという。

主なスペックは、超低消費電流:静止時電流260nA、軽負荷時高効率(100μA負荷時):90.5%、入力電圧:2.2V〜5.5V、出力電圧:0.7V〜3.9V、出力電流:200mA、スイッチング周波数:1.0MHz、低電圧誤動作防止機能、サーマルシャットダウン機能、過電流制限機能、自動復帰型短絡保護機能、ソフトスタート機能といった保護機能を搭載する。

(早川厚志)