会社にはどうしても相性が合わず「嫌い」な人がいるもの。どうすればいいのでしょうか(写真はイメージ)


 会社勤めをしていると、起きている時間の半分以上は会社で過ごすことになります。会社の規模や組織構成によって異なるとは思いますが、仕事を通してふだん密接に関係する人は、上司、同僚、部下、他部署の人など10〜20人程度でしょうか。

 なかでも直属の上司や部下、同じ業務を担当する同僚とは長い時間を一緒に過ごすことになります。それだけに、ウマが合わなかったり何かの原因で関係がこじれたりすると、会社に行くこと自体がストレスになりますよね。

 その人の顔を見るだけで鳥肌が立ちそうになる。声を聞くと虫唾がはしる。同じ空気を吸うのもイヤになる──。関係が悪くなると、このような気持ちになったりします。

 運よくどちらかが異動すれば良いのですが、そうでない場合、「この人といつまで一緒にやっていかなきゃいけないの・・・?」と憂鬱になります。

 体にも良くないし、仕事にも集中できませんよね。一体どうすればいいのでしょうか。

こんなことになったら大変です


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職場の全員を好きになるのは無理なこと

 実は、その人を“嫌うまい”としているから、体に拒否反応が起きてしまうということがあります。

 心ではその人を嫌っています。それなのに、無理して「一緒の職場の人だから、うまくやっていかなくてはならない。だから嫌ってはいけない」と頭で考えてしまう。すると、「嫌ってはいけない」という考えで頭がいっぱいになって意識しすぎてしまい、体が拒否反応を起こすのです。

 どんな素晴らしい人でも、2割の人からは好かれ、6割の人からはどちらでもなく、2割の人からは嫌われるといいます。6割のどちらでもない人は、その時の状況で好意を持ったり反感を持ったりするそうです。

 その説に従えば、職場の全員を好きになるのは無理なことなのです。

 この説を立証する数値データはないようですが、周りの人全員を好きになるのは難しいということは、皆さんも実感しているのではないでしょうか。

 私にも、「“いい人すぎる”から何だか気に食わない」という知り合いがいたりします。「いい人すぎる」からっておかしな理由ですよね。でも、こんなおかしな理由で人を嫌う場合もあるんです。

 いつも仕事で接する人が10人いたとしたら、その中の1〜2人は「気に食わない」「気が合わない」「嫌い」だとしても自然だと思います。

「うまくいかなくて当然」から始めてみる

 だから、いっそのこと「私はこの人が嫌い」と認めてみたらどうでしょうか。そのほうが、その人のことが頭から消え去ってくれるかもしれません。

「私はこの人が嫌いだし、向こうも私のこと嫌ってる(自分が嫌っていると、たいてい向こうも良く思ってはいません)。だから、うまくいかなくて当然」 そう考えれば、憑き物が落ちたように楽になります。

「うまくいかなくて当然」のところから始まるので、ちょっとでもその人と自然な会話ができたり、その人が自分に優しくしてくれたりすると、それだけで評価がぐっと上がることもあります。

 嫌いな人のことで頭をいっぱいにするなんて、もったいないと思いませんか? もっと素敵なことのために頭も心も使いましょう。だから、無理に好きになろうとせずに「嫌い!」と認めてしまうと楽になります。試してみてくださいね。

筆者:和気 香子