アップルからの首位奪還の切り札サムスンGalaxy S8!世界が高評価する理由とは

写真拡大 (全4枚)

3月29日、サムスンの新型スマホ「Galaxy S8」と「Galaxy S8+」が発表された。
海外では早くも、非常に高い評価を受けている。
昨年のホリデーシーズン、アップルに世界シェア1位の座を奪われたサムスンは、1年ぶりとなるフラッグシップモデルを掲げて巻き返しを図っている。

それほど今回の「Galaxy S8」と「Galaxy S8+」は、今までのスマホにはない魅力的な製品に生まれ変わったのだ。

Galaxy S8とS8+の一番の特徴は、その画面サイズにある。それぞれ5.8インチ、6.2インチとスマホとしてはかなり大型だ。大型スマホの代表と言えばアップルのiPhone 7 Plusだが、大きさは5.7インチ。Galaxy S8+はそのiPhone 7 Plusよりも、さらに0.5インチも大きいディスプレイを搭載しているのだ。


5.8インチ、6.2インチと大型化したGalaxy S8、Galaxy S8+


今回の「Galaxy S8」は5.8インチ、「Galaxy S8+」は6.2インチと、どちらもビックサイズだ。
誰しも、これだけ大きいと片手で持つのは難しいと思うだろう。

ところがどちらのモデルも、横幅は非常にスリムで片手でも十分持つことができるのだ。

その秘密は画面の形状にある。
普通のスマホよりもスリムなのだ。
縦と横の比率が18.5:9というディスプレイを搭載しているのだ。

そのため正面から見ると、Galaxy S8もS8+も縦に長いスマホになっていることに気が付く。

この縦長のディスプレイは、解像度が1440 x 2960ドット。
最近のスマホの高解像度は、1440 x 2560ドットの採用が多いが、それよりもさらに400ドットも解像度が高い。つまりそれだけ表示面積が大きいのである。

これによる最大のメリットは、2つのアプリを同時に表示して、どちらもアクティブにして使えることだ。

実はAndroidスマホはAndroid OSのバージョン7から2つのアプリを同時表示できるようになっている。
たとえば、待ち合わせなどでも、地図を表示しながら、SNSの画面を開いて相手の場所をリアルタイムに確認することができる。

ところが、今までのスマホだと、SNS画面で文字を打とうとすると、ソフトキーボードが現れて地図の画面にかぶるので地図が見えなくなってしまう。
つまり2つのアプリの画面を表示できるのに、いざ操作をすると片方のアプリの画面は見えなくなってしまうのだ。


片手でも持てるスリムサイズ。2つのアプリを開くのも実用的になる


しかしGalaxy S8、S8+なら、ソフトキーボードが表示されても、もう1つのアプリの画面の表示も余裕でできるのだ。動画を見ながらチャット画面を開き、「この映画お面白い」などといった感想を書き込むことも、快適にできるようになるのである。

また、どちらのモデルもサムスンが得意とする、ディスプレイの角を丸めた「エッジディスプレイ」を採用している。本体の裏側も同様に角を丸めてあるので、手に持ってみると驚くほど細身に感じられるのだ。Galaxy S8は5.8インチながら、体感上は、5インチ弱くらいの大きさにしか感じられないかもしれない。

そして今回、どちらのモデルにも「虹彩認証」と「顔認識」がセキュリティーに加わった。
最近のスマホでは、指紋認証が標準搭載されるモデルが増えた。
指紋認証は、指先を置くだけで即座にロック解除できる。
だが、虹彩認証を使えばスマホの画面を見るだけでロックを解除ができるようになる、
たとえば、手袋をはめているときや、片手に手荷物をもっていてもロック解除ができるのである。

進化しえいるのはハードウェアだけではない。ソフトウェア面でも新しい機能が加わった。
新たに開発された「ビクシビー(Bixby)」は、AIと音声認識で、ユーザーのスマホの利用実態を学習してくれる機能だ。
ユーザーがスマホに話しかけることでレストランを検索したり、よく使うアプリをホーム画面に自動表示してくれたりするという。
音声認識は、まだ日本語に対応していないが、今後対応すればスマホの操作での手間はかなり減り、快適になっていくだろう。


専用ボタンで呼び出せるBixby。今後スマホの使い方が楽になる


もちろん新機能だけでなく、スマホとしてのスペックも高い。
チップセットはクアルコムの最新のSnapdragon 835またはサムスンのExynos 8895を採用。
メインカメラは1200万画素ながらデュアルピクセルで倍相当の画素数となる。フロントカメラは800万画素、F1.7と明るく室内でのセルフィーも画質も向上している。

気になるバッテリー面は、S8が3000mAh、S8+が3500mAhと大容量。
高速充電のQucik Charge2.0に対応するほか、ワイヤレス充電も可能なのでケーブルを忘れても充電ができる。日本人としては、うれしいIP68の防水対応なので、お風呂でスマホ可能だ。

このように、あらゆる用途においても、不満が出ることは無さそうなハイスペックモデルと言える。

サムスンは昨年夏の新製品、Galaxy Note7の発売中止により、1年間フラッグシップ不在の状態が続いた。

Note7のトラブルは大きな痛手だったが、その調査と改善対策により、バッテリー周りを中心とする品質管理は大幅に強化されている。
Galaxy S8とS8+は「大画面+スリムサイズ」「高性能なフラッグシップモデル」というだけではなく、「品質第一」という、メーカーの基本に立ち戻った安心できる製品として登場するわけだ。

日本での発売はまだアナウンスされていないものの、今年の夏モデルとして発売されることは間違いないだろう。

信用回復とシェアNo1奪還を狙う、生まれ変わったサムスンの新製品「Galaxy S8」と「Galaxy S8+」は、十分期待してよいだろう。


山根康宏