娘たちが摘んだ花、警察官に没収される(出典:http://www.telegraph.co.uk)

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道路脇に生えていた花を摘んだ子供たちが、警察官に注意されその花を没収された。子供たちの父は警察官に激怒し、その出来事を録画してメディアに投稿したのだが、警察官はあくまでも違法者の取り締まりをしていただけであり、ネット上では父親に対して批判の声があがっているようだ。英紙『The Telegraph』など複数メディアが伝えている。

イギリスでは母の日であった3月26日のこと。ノッティンガムシャー州マンスフィールドのベリーヒルパークで、ノッティンガムに住むデイヴィッド・テイラーさん(31歳)はローズマリーちゃん(10歳)とエミリーちゃん(5歳)を車に乗せてデイヴィッドさんの母親に会いに行こうとした。

途中、道路脇の水仙が綺麗に咲いていたことに目を留めた2人の子供たちは「花を摘んでおばあちゃんに持って行ってあげたい」と言ったため、デイヴィッドさんは車を停めて娘2人に花を摘ませた。

すると女性警察官が歩み寄り、花を摘むのは違法行為だとデイヴィッドさんらに告げたという。子供たちが摘んだ水仙は全部で27本だったが、道路脇にはまだたくさんの水仙が咲き誇っていたためにデイヴィッドさんはその行為の何が悪いのかと問うたところ、「市が管理して植えている花を摘むことは犯罪です」と女性警察官は言い、子供たちから摘んだ花を没収したのだ。

デイヴィッドさんは道路脇に咲いている花を摘むという誰もがしているであろう行為を犯罪呼ばわりされたことに、嫌な気持ちになったという。また「法律は理解できるし警察官もリスペクトしているが、子供たちの前でそこまでする必要があるのか」と思いつつ、女性警察官とのやり取りをスマホで録画し始めた。

「子供らは母の日のために花を摘んでいただけなんですよ。誰に何の迷惑をかけているわけでもなく、誰も傷つけていません。それなのにこの警察官は子供たちから花を奪い取りました。私は税金もちゃんと払っているし、あなたたちのお給料も払っているんですよ。子供にこんな嫌がらせをするなら、もっと他に取り締まるべき犯罪があるでしょう。母の日を台無しにされました」とデイヴィッドさんは録画しながら語っている。

実はデイヴィッドさん、子供たちの母親とは別居している。その子供たちが「おばあちゃんとママに花をあげたい」と言ったことで摘ませていたそうだ。「花はもう摘んでしまった後なのだから、わざわざ子供から奪わなくても、違法と言うなら罰金を払ってでも子供たちに持たせてやりたい」という気持ちだったそうだ。

しかしながら、どう怒ったところでデイヴィッドさんが子供たちにさせた行為は違法であった。イギリスでは市役所が管理する公園や道路脇、ラウンドアバウト(環状交差点)に咲く花を勝手に摘む行為は組織などの管理下にある庭の花を摘むこと同様、違法行為であり犯罪になる。

このニュースを知った人たちは「そんなこと言ってみんなが花を摘みだしたらどうするの。1人が違法行為をする分にはいいと考えるのは間違っている」「警察官をリスペクトしているとか言いながら、なんでこれ見よがしに動画に収めてメディアに投稿してるわけ」「プレゼントするつもりだったなら花屋で買えばいいじゃないの」「花屋でお金出すのをケチったくせに、罰金を払ってでもってどういう了見?」「役所はあんたのために街に花を植えているんじゃないよ」などといったデイヴィッドさんの言動を批判する声が寄せられた。

ちなみに子供たちから没収した27本の水仙は、無駄にすることなく近所の老人ホームへ届けられたという。

出典:http://www.telegraph.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)