3月31日、ついに逮捕され、ソウル拘置所に収監された朴槿恵前大統領。一方、韓国が迷走を続ける中、北朝鮮の暴走は止まらない。

 先月19日、新型ロケットエンジンの燃焼実験に成功したと発表し、満面の笑みを浮かべた金正恩氏はこう語った。「今日の大勝利がどんな意義を持つのかを全世界が近く目撃することになるだろう」。

 防衛省関係者によれば、アメリカ本土を射程圏内とする大陸間弾道弾(ICBM)に搭載され、近々発射される可能性が高いという。さらに、2月に行われた日米首脳会談の最中、新型弾道ミサイル「北極星2号」が発射実験に成功。こちらは潜水艦発射型のSLBMとされ、やはり米国本土が射程圏内に入る。

 アメリカにとってのRED LINE(超えてはならない一線)は「米国本土に到達する核ミサイルの開発」だ。ICBMとSLBMによりまさにその一線を越えようとしている北朝鮮に、トランプ大統領は「彼(金正恩氏)は大変な悪事を働いている」と激怒している。

 ジョージタウン大学のクレーニッグ准教授は「金正恩が核ミサイル開発を手放さない限り、長期的に見て唯一の解決策は政権転覆だ」とコメントした。米韓合同軍事演習に、アメリカの特殊部隊「SEALs」の中でも、ビンラディン暗殺を担当した精鋭部隊「Team6」が加入している。これは「トップの首をいつでも取れるぞ」という強烈なメッセージだ。

 先月22日、北朝鮮は弾道ミサイルを一発発射するも、空中爆発。これは、敵のコンピュータを誤作動させる「サイバー攻撃」の可能性が高いと言われている。サイバーディフェンス研究所の名和利男氏によると、1000km飛ぶミサイルを200kmしか飛ばさない、といったことがサイバー攻撃によって可能になるという。

 同日、ミサイルの発射に対抗するかのように、レーダーを避けながら超低空飛行で爆撃できる米軍最強の戦略爆撃機「B-1B」、別名「死の白鳥」を北朝鮮に向けて発進。

 これに対して北朝鮮も、海外に向けて動画を公開。「空中のB-1Bは火の雨に打たれハラハラと落ちていく。飛んで火に入る虫けらだ」と動画で反発した。

さらに今週、朝鮮中央テレビでは「いつ何時でも、事前警告なしに我が軍が殲滅的攻撃をできることを肝に銘じるべきだ」と米韓に対し先制攻撃も辞さない構えを表明した。

 そして6回目の核実験を行うことも宣言。28日の労働新聞では「我々がまもなく新たな核実験を断行し、大陸間弾道ミサイルを発射することでアメリカ本土に直接的な脅威を与えるだろうとアメリカが悲鳴をあげている」と記載されている。

 アメリカの北朝鮮研究グループ「38North」は、6回目の核実験は5回目に比べ、10倍以上の威力になるかもしれないという。

 一方、ウォール・ストリート・ジャーナルは国際原子力機関IAEA事務総長・天野之弥氏のこんなインタビューを掲載している。「ここ数年で北朝鮮のウラン濃縮施設の規模が2倍に拡張した。全ての指標が北朝鮮の宣言通りに進展したことを示している。状態が非常に悪い」。

 そんな中、ジャーナリストの山口敬之氏は、トランプ大統領のとある決断が迫っていると主張する。それは金正恩氏に対する「斬首作戦」、すなわち金正恩氏を実力で排除する作戦だという。

 山口氏は「トランプ氏のパフォーマンスの大きさから推測するに、『亡命して作戦が中止になってほしい』という思惑もある可能性がある」とコメント。

 自民党参議院議員の青山繁晴氏は「アメリカと北朝鮮の関係がここまで緊張したことはない」とコメントした。国家の存亡を賭けた北朝鮮。米軍基地がある日本が狙われる可能性はゼロではない。北朝鮮、そしてアメリカ、さらには韓国まで、今後の動向に注目しなければならない。(AbemaTV/みのもんたのよるバズ!より)

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