映画のキャスティングには様々な苦労がある。スケジュールが合わない、ギャラ問題。奇しくも降板となってしまった幻のキャスティングを紹介

ウィル・スミスのせいで降板?
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)などに主演していたトム・ハーディは『スーサイド・スクワッド』(16)のリチャード大佐役で出演予定であった。しかしスケジュールが合わずやむなく降板となったのだが、降板の理由はそれだけではないと噂される。実はこの作品、大御所俳優ウィル・スミスを立てるために脚本が書き換えられたといわれている。最初の脚本から大幅に出番が少なくなったことに腹をたてたトムが自ら出演キャンセルを申し出たのでたのではないかというものである。この後、リチャード役にはジェイク・ギレンホールなどの名前が挙がっていたが、最終的に『ロボコップ』(14)のヨエル・キナマンに決定された。

お金がなくて映画を作れず。沈黙完成は奇跡?
『沈黙 −サイレンス−』(日本公開中)は、2009年から製作が行われていた作品であったが、予算が集まらないことや準備不足の問題で一旦製作が中止されてしまっていた。出演予定だったのは、『リンカーン』のダニエル・デイ=ルイス。リーアム・ニーソンが演じたフェレイラ神父役であったとされている。さらに、『ウルフマン』(10)のベニチオ・デル・トロ、『バベル』(06)のガエル・ガルシア・ベルナルが出演予定だった。本作はマーティン・スコセッシ監督と配給映画会社側が製作時期などで揉め、裁判沙汰にもなっている。製作は困難を極めるものだったが、28年間映画化を夢見たスコセッシ監督の熱意がこの映画を完成させたのである。

見たかったカンバーバッチとエマ・ストーンのゴシックホラー!
ギレルモ・デル・トロ監督の『クリムゾンピーク』(16)の出演予定であったベネディクト・カンバーバッチ。そのあとスケジュールなどの関係で降板となってしまった。そしてトム・ヒドルストンに声がかかると、カンバーバッチはトムの出演を「素晴らしい!」と後押し。実はトムがベネディクトに電話をし、出演が決定したという。そしてミア・ワシコウスカが演じたイーディアス役をエマ・ストーンが演じる予定であったが、これも出演が見送りになってしまった。

最凶悪役集結!『スーサイド・スクワッド』 (c) 2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.,RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC