31日、韓国・東亜日報によると、深刻化するPM2.5を減らすために、ソウル市がドローン(無人機)を利用する案を検討している。この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。写真は韓国の大気汚染。

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2017年3月31日、韓国・東亜日報によると、深刻化する微小粒子状物質(PM2.5)を減らすために、ソウル市がドローン(無人機)を利用する案を検討している。

これは、中国発と推定されているPM2.5を減らすには、今までの対策だけでは限界があるという判断によるものだという。ソウル市の関係者は30日、「追加の対策が必要だ」とし「ドローンを活用してPM2.5を減らすさまざまな方策を検討している」と述べた。

現在までに開発されたドローンを活用したPM2.5除去方法は大きく2種類ある。一つは、PM2.5除去フィルターを装着したドローンを数十から数百機、特定の地域上空に飛ばし、PM2.5を除去する方法で、一種の空気清浄機のようなものといえる。この方法は2016年、米サイエンス誌で紹介された。

もう一つは、ドローンが空中で水や化学物質を散布する方法だ。中国政府が2014年、自国の軍需企業、中国航空工業集団公司(AVIC)と契約を結び開発に着手した。この技術は、ドローンがPM2.5を凝固させる化学物質700キロを空中で散布し、半径5キロメートルの範囲でPM2.5を地上に落とすことができるというものだ。また、人工降雨を発生させることができるヨウ化銀を搭載したドローンを飛ばし、PM2.5を雨によって洗い流す技術も開発されている。

この報道に対し、韓国のネットユーザーからは「冗談みたいなアイデア」「解決策が見えない」などネガティブなコメントや、「中国からPM2.5攻撃を受けている」「家に帰って、手洗いやうがいをしても限界がある」「中国国内の工場の煙突に排ガス除去装置を付けたらどうだ」など、中国に言及するコメントも多かったが、ドローンを用いた対策に好意的な意見はほとんど出ていない。(翻訳・編集/三田)