[4.2 J2第6節 長崎2-0山形 トラスタ]

 V・ファーレン長崎がホームでモンテディオ山形に2-0で勝利した。前節終了時点でリーグ最多の9得点を記録していた長崎は、これで開幕6試合連続ゴール。高い攻撃力を武器に、昨年7月以来となる3連勝を達成した。

 2連勝中の長崎は前節からのメンバー変更はなし。古巣対戦となるキャプテンのDF田代真一を3バックの中央に据え、開幕から5試合連続で3-4-2-1の布陣で臨んだ。

 一方、開幕5試合負けなし(1勝4分)ながら4試合連続ドローとなっている山形は、前節から先発3人を変更。DF加賀健一、MF鈴木雄斗、MF風間宏希に代わり、DF石川竜也が2試合ぶり、MF汰木康也が3試合ぶり、MF中村駿が移籍後初のスタメン入りを果たした。フォーメーションは長崎と同じ3-4-2-1。長崎の高木琢也監督の長男であるDF高木利弥はベンチスタートとなった。

 J2リーグは前節を終え、無敗チームが早くも2つに絞られた。前節終了時点で首位に立つ湘南と、もう1チームが11位の山形。4試合連続ドローと勝ち切れないゲームが続いているが、総失点3はリーグで4番目に少なく、隙のない守備で無傷を保っていた。

 過去のリーグ戦通算対戦成績は山形の3勝2分1敗。敵地に乗り込んだ山形が2013年のJ2第23節(1-2)を最後に負けていない長崎に対し、前線からの連動したプレスで試合を優位に進めていく。

 前半14分には左CKを獲得し、中村が右足でクロス。ファーのFW阪野豊史が頭で合わせるも、ゴール右に外した。同20分にはこの日最初の決定機。ショートカウンターからMF瀬沼優司がドリブルでPA内右に持ち込み、中央の阪野につなぐ。パスはややズレたが、受けた阪野が右に持ち出しながらコースを作り、右足で強烈なシュート。しかしコースが甘くなり、GK増田卓也に至近距離で弾き出された。

 序盤は山形の出足の鋭い守備を前に苦戦を強いられた長崎だったが、チャンスが少ない中、リーグ最多9得点の攻撃力を見せつけた。前半27分、右CKからキッカーのMF島田譲が左足でクロスを送ると、マークを外してゴール前に飛び込んだのはFWファンマ。高い打点から叩きつけるヘディングで2試合連続となる今季3得点目を挙げ、均衡を破った。

 さらに前半33分の左CKでは、キッカーの島田が今度は意表を突いた低いライナー性のクロスを供給。ニアにフリーで走り込んだDF田上大地が左足のヒールで合わせるが、ストーン役で左ポスト付近に立っていたMF本田拓也に体を張ってブロックされた。

 ハーフタイムが近づき、長崎はセーフティーに守備を固め、自陣に相手を迎え撃つ展開となる。遅攻に課題を残す山形は中村が最終ラインに下がってビルドアップに加わるなど、変化をつけようとしたが、崩し切れないまま長崎の1点リードで前半を折り返した。

 山形は後半開始からMF荒堀謙次に代え、前節まで5試合連続スタメンだったMF鈴木雄斗を投入。そのまま荒堀がいた右ウイングバックに入った。

 鈴木は後半3分にさっそく持ち味の攻撃性を発揮。右サイドからPA内左まで進入してMF瀬川和樹からの左クロスを受けると、2人のDFを相手に前へ持ち出し、左足を思い切り振り抜く。だが、シュートはわずかに右ポストの外側を通過した。

 後半16分には右サイドの汰木が相手のバックパスを奪い、ドリブルで一気に攻め上がる。PA手前中央に運んだところで左にパスを出し、並走していた瀬川がPA内左から左足で低いシュート。GK増田に弾かれ、ファーへのこぼれ球をフリーの阪野が右足で押し込もうとするが、戻った長崎MF飯尾竜太朗がファインクリアを見せた。

 長崎は相手の攻撃に耐えながらチャンスをうかがうと、後半44分に決定的な追加点を奪う。MF翁長聖の左サイドからのロングスローを途中出場のMF木村裕が頭で落とし、受けたMF澤田崇がドリブルで複数の相手DFを抜いてPA内左に進入。飛び出したGK児玉剛の動きを冷静に見極めながら右足でゴール右に流し込み、2-0とした。

 これまで長崎に対して相性の良かった山形だが、今季から指揮を執る木山隆之監督は愛媛時代の15、16年に対長崎戦で2分2敗と未勝利。GK児玉も含めた組み立てから最後までゴールに迫ったものの、0-2で終了を迎え、開幕6戦目で今季初黒星を喫した。なお、高木は出番なしに終わり、昨季J2第40節(1-0)以来の親子対決は実現せず。父親の高木監督は交代カードもうまく使いながら長崎を完封勝利に導いた。


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