インド西部アーメダバード郊外の幹線道路で、トラックと衝突した警察車両を調べる警察官ら(2014年8月25日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】世界でも交通事故による死亡率が非常に高いインドで1日、最高裁判所による幹線道路付近での酒類販売禁止命令が発効し、国道や州道沿いで営業していた多数の酒屋が閉店した。

 インドでは毎年、1時間に平均17人が交通事故で死亡していることから、同国の最高裁は昨年12月、酒販売業者に対し幹線道路から500メートル以内での営業禁止を命じ、その発効日が今年4月1日となっていた。

 酒類販売の禁止は幹線道路近くのバーや飲食店も対象となっており、数十億ルピーの税収減になるとの推定を出している政府などは禁止命令の発効の延期を請願していたが認められなかった。

 最高裁は昨年、禁止地域内では業者の酒類販売許可証を今年3月31日以降は更新しないよう政府に通達し、さらには新たな許可証の発行を禁じた。また幹線道路沿いの酒類の広告やのぼりの撤去も命じた。

 総延長25万キロにおよぶインドの国道と州道は世界でも最も死亡事故が多いことで知られる。同国の道路交通・高速道路省によると2015年には約15万人が交通事故で死亡。このうち6755人は飲酒運転が原因によるものだという。
【翻訳編集】AFPBB News