月400台→2000台以上!注文殺到でパナソニック「宅配ボックス」新製品が発売延期に

写真拡大 (全5枚)

急激な「宅配ボックス」需要の増加で、パナソニックが新製品の発売を延期することになった。

「宅配ボックス」新製品の発売を延期

パナソニックは28日、「宅配ボックスCOMBO(コンボ)」新製品の発売を延期すると発表した。

発売延期になるのは、4月3日に発売予定だった「集合住宅用宅配ボックスCOMBO-Maison」と、住宅壁埋め込み専用ポスト一体型「COMBO-int」、洗練されたデザインのポスト一体型「COMBO-F」の3製品。

「Panasonic」Press release

6月1日受注開始にスケジュールを変更する。

想定を超える「受注急増」で

同社は延期の理由を次のように説明。

宅配ボックス市場の急激な需要増加に伴い、既発売品の受注量が通常月の5倍以上と想定以上となり、製品供給体制が追いつかないため

需要が急激に増加し、製品の供給体制が追い付かなくなっているという。

通常月400〜500台→2000台以上に

宅配ボックス市場の需要はどの程度増えているのだろうか?パナソニックに詳しい話を聞いてみた。

--宅配ボックスの受注量が通常の5倍以上になったとのことですが、具体的な台数は?

2000台以上/月 (通常は400〜500台/月)

--需要が急増した理由は?

昨今の再配達増加に対する報道、及び、福井県あわら市における「宅配便の再配達がないまちをつくろうプロジェクト」への取材・報道が重なった事で需要が急増したと考えております。

ネット通販の拡大に伴って宅配便の取扱個数が急増。宅配便配達の走行距離のうち25%は再配達のため費やされており、再配達の削減が課題となっている。

同社は今年3月、福井県あわら市で実施している「宅配ボックス実証実験」で、再配達率が49%→8%に減少したという中間報告を発表し大きな話題となった。

「Panasonic」Press release

--どのような方からの発注が多いですか?

具体的には把握できておりませんが、一連の報道を見て戸建用宅配ボックスの存在を知りリフォーム(後付け)で設置している方が多いと見ています。

--発売延期となった新製品について問い合わせ・反響の状況は?

ハウスメーカーやアパート建設会社様からの問合せが増えております。

6月受注開始の新製品は「暗証番号式で鍵交換が不要なアパート用」「家の中から取り出せる住宅壁埋め込み専用」「洗練されたデザインのポスト一体型」の3種類。

「Panasonic」Press release

新たな市場のニーズに先駆けて、品種を拡充したという。

「1家に1台当たり前の設備」に

最後に宅配ボックス需要が急増していることについての感想や思いを聞いたところ、次のように話した。

福井県あわら市における「宅配便の再配達がないまちをつくろうプロジェクト」の実証実験結果からも宅配ボックスは社会貢献ができる商品と考えております。

今後は「1家に1台当たり前の設備」として戸建用宅配ボックスが設置されるよう推進して参ります。

「Panasonic」Press release