シリーズ“皆勤賞”が最新作についてもコメント!

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 「スター・ウォーズ」シリーズの全作に出演する唯一の俳優アンソニー・ダニエルズが3月に来日。「昔は特別な愛着はありませんでした」と、自身が演じる人気ドロイドC-3POに引けをとらない率直さで、同シリーズに目覚めた理由や、新作「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」のライアン・ジョンソン監督について、映画.comに語った。

 映画を見たことがない人でも「しゃべる金色のロボット」と言われればピンとくるであろう、人気キャラクターのC-3PO。オファーを受けた当時、シェイクスピア俳優を目指していたダニエルズは、ジョージ・ルーカスの面接を断りかけたという。それが40年以上も同役を演じ続けることになるのだから、「不思議な運命」と思うのも当然だろう。「C-3POを見ればスター・ウォーズの世界にいるんだと安心できる」ような、観客との物語を結びつける重要な存在であるため、シリーズ“皆勤賞”の立場からも演じることに「責任を感じますね」とうなずく。

 昨年12月に公開された“外伝”「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」では、出番はほんのわずかだったものの、「『新たなる希望』へのつながりがたくさんあって、自然と微笑んでしまいました」と相好を崩す。一方で、新たな3部作の幕開けとなった「スター・ウォーズ フォースの覚醒」の世界的大ヒットで、「若い人や子どもたち向けの前日譚をつくるというコンセプトは、いろいろな意味で賢いアイデアだった」と、1999〜2005年にかけて公開されたエピソード1〜3について考えを改めたようだ。「今回、大人向けの作品として戻ってきたことで、誰もが楽しめました。プリクエル3部作に慣れ親しんだ若い世代の心にも響きましたからね」。

 「フォースの覚醒」の撮影中から「いい映画になるという確信」はあったそうで、公開後には「皆さんの反応を見てとても胸が熱くなりました」と声を弾ませる。「しっかりと新しい物語になっているのだけれど、おなじみの世界観がそのまま存在していると信じられるように、オリジナル3部作の要素を反復したのはよかったですね」と満足げだ。そして詳細は話せないにもかかわらず、「エピソード8はどうでしょうね」といたずらっぽく笑ってはぐらかす。

 そのエピソード8、「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」のライアン・ジョンソン監督も、シリーズの生みの親であるルーカスや「フォースの覚醒」のJ・J・エイブラムス監督と同様、「監督として素晴らしい仕事をしていましたよ」と太鼓判。エイブラムス監督、ジョンソン監督の両名とも、“スター・ウォーズ育ち”で思いやりにあふれたフィルムメーカーであり、役者たちの提案に耳を貸しながらも、作品や世界観に対するルーカスの“統治力” に敬意を払っているなど共通点は多く、「その敬意ゆえに、オリジナルを上回る作品にしようと努力しています」とお墨付きを与えた。

 シリーズ第1作「スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望」が1977年に公開されてから今年で40年。現在71歳のダニエルズは人生の半分以上を同シリーズと歩んできたが、かつては「あくまで仕事のひとつ。特に大好きというわけではなかったんです」と振り返る。C-3POを演じてよかったと思うようになったのは、ここ数年のこと。「あの声でセリフを再現したときの皆さんの笑顔や反応を見ると、私もうれしくなります。知的でステキなファンの皆さんの愛情を吸収することで、このキャラクターがとても大きな贈り物だと思うようになったのです。ファンから映画に対する尊敬も教わりましたし、さまざまな意味で非常に恵まれていると実感していますよ」。

 「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」は12月15日全国公開。「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」は4月19日にデジタル配信開始、4月28日にMovieNEXが発売される。「スター・ウォーズ フォースの覚醒」はデジタル配信中、MovieNEX発売中だ。