最強のライバルついに撃破!羽生結弦(2017)が羽生結弦(2015)を打倒し、真・4回転時代のまだ見ぬ地平に到達の巻。
彼は、伝説だ!

羨ましさを抱いて見守ってきた幾多の伝説たち。勝利よりも遥かに高い極みで、歓喜よりも遥かに深い敬意を抱かせる、「伝説的」な存在がときに現れます。その多くは遠い異国の人で、心の近くに感じることなどできない遠い遠い存在でした。羨ましかった。それを心から愛することができる人たちが。

しかし、僕らには羽生結弦が与えられた。

僕はかつて、彼ほど完璧な存在を愛したことがありません。多くの王者を愛で、勝利と栄光をともにしてきましたが、彼はその誰よりも「完璧」です。彼は大舞台での勝利を与えてくれました。彼は目を見張る美しさで心を魅了してくれました。彼は「私」を超えた「公」の存在として、尊い生き様を示してくれました。「これはダメだよ」「それはつまらないよ」「器が小さい」と思うことが彼に関してはありません。まさに理想。僕の理想が、彼の形で現れた気がしています。

今季、羽生結弦は苦しいシーズンを送っていました。もちろん多くの勝利を重ね、傍目には順風満帆に見えたことでしょう。しかし、彼の成績は実はここまで「全敗」だったのです。同じ試合に出たライバルに勝ったことはありますが、本当に戦っていた相手、2015年の羽生結弦に対して惜敗と惨敗を繰り返してきたのです。

「もっと完成度を高めるべきだ」
「ループに夢中でサルコウの質が下がっている」
「ミスばかりしている」
「下り坂」
「世代交代」
「羽生結弦のノーカットを予定していましたが変更いたします すみません」

全敗ロードを歩むなかで、ちょっと待てよと言い返したくなるような言葉をたくさん見かけました。しかし、そうするわけにはいかなかった。「理想の君」は、言葉でどうこうすることを望まないだろうと。すべてを結果で示す。結果で示せないのは自分のチカラが足りないからだ。そんな心持ちでいる理想の君を見守るとき、できるのは信じることだけ。信じた人を信じ抜く、ただそれだけだと。

そして彼は応えてくれた。2017年世界フィギュアスケート選手権男子シングル、そこには史上最高の伝説がいた。2015年の羽生結弦を超えて、誰もいない地平に立つ羽生結弦がいた。フリープログラムで叩き出した223.20点は、自身が持つ従来の記録を3.72点上回る世界最高記録でした。

しかもこれは、ただ数字上上回ったということではありません。2015年に世界最高記録を出したSEIMEIも素晴らしいプログラムでしたが、あの構成はすでに限界に到達していました。あのときの構成では、どれだけ完璧に演じても「225.79点」が数字上の限界でした。満点でも225.79点だったのです。その得点の先には永遠に行けない構成だった。もっと先に行きたい。もっと高みにのぼりたい。この競技ごと、新たな時代へ。

だから彼は、真・4回転時代を切り拓いた。

結果から言えば、同じ場所に留まっていてもまだ誰も彼を抜くことはできていないけれど、この先に道がないことを知って留まるような人は「理想の君」ではないのです。少し戻って、少し完成度が落ちることを受け入れても、彼はより大きな器を作るために今季を費やした。そして、今ようやくこの苦労が無意味ではなく、未来につながる新たな道であることを証明したのです。

「どうだ、見たか!!」

大きな声で叫びたい。そして讃えたい。守るのではなく攻めることでしかたどりつけない場所に、彼が到達したことを。そんな彼だからこそ、新たに台頭してきた若いチカラたちよりも一歩前にいられることを。今の彼にさらに一年分の進化を塗り重ねて、平昌五輪がやってくる。僕はそこで理想の勝利を見たい。「好き」と「勝つ」と「記録」がひとつになる、永遠の金字塔を。

すでにもう「楽しみ」です!(※地平線に立つライオンの気持ちで)

◆難度も完成度もどちらも高めてきた、そのつもりです!

今季の最大目標、世界選手権の勝利。「絶対王者」という二つ名で呼ばれつつも、羽生結弦氏は世界選手権での勝利からずいぶんと遠ざかっていました。昨年の大会でもショートプログラムで12点あまりをリードする圧倒的な位置から、フリーで失速を見せ、勝利を逃していました。世界最高記録を作ったシーズンでさえも。

しかし、来季の平昌五輪を見据えるならどうしても勝っておきたい一戦。もちろん「前年の世界王者」という看板もほしいけれど、それ以上にシーズン終盤の大勝負にピークを持ってくるという一年の過ごし方をちゃんとできたのか、実戦で確認しておきたかった。とかく五輪シーズンは気持ちが高ぶり、まわりも興奮し、ペースを持ち崩すもの。その試金石となるのが今季の過ごし方でした。

この日も満杯となったリンクは、プチ五輪のような緊張感を漂わせています。前日の女子シングルが見せた「世界最高」「自己最高」の応酬による神試合も影響していたかもしれません。自分のチカラを出し尽くし、限界を超えさせてしまうような後押しが、確かにその場にはあった。いい雰囲気です。何かが起きそうな。

迎えた男子シングル・フリープログラム。まだトップグループはリラックスしている時間にもリンクでは人生最高の演技が繰り出されていきます。そんな演技を前にしては「羽生氏の四つん這いをもっと長く…」「演技とかどうでもいいから四つん這いを…」「お尻のほうからの映像を…」などと言うわけにはいかない。「ばっくすてーじではなく、しあいのようすをなまでうつしてくれてありがとう」とフジテレビを抱き締めたい気分です。

↓リンクで「人生最高」の演技を見せたミーシャ・ジーはリンクに別れを告げるようにキス!

大舞台で人生最高を出してこそ、だよ!

コケた回数が少ないヤツが勝つなんてのは、面白くも何ともない!

人生最高を人生最高で上回る、理想の君ならばかくあるべし!

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決戦の最終グループに入る前でさえ、かつてないハイレベルな戦いが展開されていくリンク。4回転、4回転、4回転。4回転時代の広がりを示すように、一握りのトップ選手に留まらず、多くの選手が4回転を繰り出してくる。今や「4回転」を避けては勝利はおぼつかないところまで時代は広がっています。

一方で、スケートはジャンプだけの競技ではないと示すように、練り上げた舞踏で魅せる選手も上位で生き残っている。ショート、フリーあわせて4回転は1回のみ(※しかも転倒)のジェイソン・ブラウンが、プログラム全体を高めることで、最終順位7位に入る奮闘を見せたのは素晴らしいことでした。「完成度」が決して疎かにされない、バランスのよさが生まれている。

難しい構成を、高い完成度で演じた者が勝つ。

当たり前の理想が、現実のものになってきたと感じます。

最終グループはまさに「難度or完成度論争」など軽々と飛び越えるような戦い。どっちか、ではなく、どっちも、である。6分間練習に臨む各選手は、きっとこれが一年後に平昌で繰り返されると確信できる面々。実力トップ6がそのとおりに集いました。

この日も1番手で演技に向かう羽生氏は、お守りのプーさんにポンと触れて背走していきます。もしもここで好演技をできたなら、昨日のミスを取り返すだけでなく、全員にプレッシャーを与えられる最高の演技順。チャンスに変えられるかどうか。

SPの反省を踏まえ、余裕を持って位置についた羽生氏は、まず冒頭のジャンプへ。4回転ループ、4回転サルコウ、どちらも美しく、サルコウは特に出色の出来栄え。逆転へ最高の滑り出しです。つづくコンビネーションスピンでは四大陸選手権では抜いたビールマンポジションも入れてきました。音と振り付けがようやく調和に至り、いわゆる音ハメはもちろん、振りつけのひとつひとつが際立ってきます。抱えた一輪の花が見えるほどに。

そして演技後半に入っての難所、4回転サルコウ+トリプルトゥループのコンボ。今季は何度も何度もここで痛恨のミスが出ていましたが、この締めくくりの一戦でようやく見事に決めてきました。会場に駆け付けたフィギュアファンたちは、その意味をよくわかっている。ひとつ壁を越え、今日は何かが起きそうだと予感し始めている。

その期待に応えるように、次々にジャンプを決めていく羽生氏。フリーに入れた3種4本の4回転にはまったく乱れナシ。さらに得意のトリプルアクセルからのコンボでは、ジャンプ回数の制限で2回転トゥループをつけるしかないセカンドジャンプでさえ、両手を挙げることによって少しでも高みを目指そうという姿も。ひとつの動作で歓声が起き、もう立ちあがりたくてたまらないという観衆たち。

最後のルッツが決まったとき、「世界最高が出る」と悟ったかのような猛烈な拍手が打ち鳴らされ、一部では嗚咽を漏らす人の姿までも。演技の最後、両手を広げた羽生氏の目は鋭く、猛々しかった。まだ戦いの余韻を残していた。負けた試合やミスが出た試合では、それを取り繕うかのような笑顔や悔しさを見せる彼が、戦いに集中したまま演技を終えた。最後の最後まで演技のなかに心を置いた「完成度」を見せた。

だから、得点を見るまでもなくわかります、これが史上最高だと!

↓そして出た!フリープログラム史上初の220点台、223.20点!



しかもプロトコルにはまだGOEの「1」や「0」が残る状態での史上最高得点!

SEIMEIの先に、羽生結弦は突入した!

ついてこい、真・4回転時代はここにある!

↓久々に見た会心の勝利!史上最強のライバル「羽生結弦2015」を撃破!

オーサーコーチの「何だこれ」の顔wwww

史上最高の選手が見る世界を想像できる人間はいないのだから、そんなときは笑うしかないwwww


↓歓喜にわくファンたちが大変なことに!


ファンが窒息しそうwwwww

そして、五分五分の確率で捨てられそうな袋wwww


↓日本女子の未来を背負うあの人もふたつの単語でこの興奮を表現!


やばい表現力!

すごすぎる表現力!

ものすごく伝わってくるwwwwwww

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この演技のあとに滑るのはさすがに難しかったか。優勝候補の一角ネイサン・チェンは、冒頭の4回転ルッツでダッターン、演技後半の4回転サルコウでもダッターンと二度の転倒となり、優勝争いからは大きく後退していきます。

もはや、コケて勝てるような次元ではなく、高難度かつノーミスでさらに演技構成点でもほぼ満点を取るレベルで、ようやく「互角」という戦い。何人かのライバルは、たとえ「現時点でパーフェクトな演技をしたとしても」、この戦いに関してはノーチャンスとなりました。演技構成点を得られなかったり、4回転の本数が少なかったりすれば、パーフェクトでも及ばないことがわかってしまう。何と言う厳しい戦いであることか。

もし、再逆転のチャンスがあるとすれば、ショートプログラムでリードを築き、難度・構成ともに高いレベルを誇る宇野昌磨クンとハビエル・フェルナンデスのふたり。このふたりが最後のふたりの演技者として出てくるという胸熱の展開は、この試合を「伝説」へと押し上げていく素晴らしい演出でした。

羽生氏の得点をバックステージで見てから出て行った宇野クン。冒頭の4回転ループをキレイに決めると、つづく4回転フリップもこらえて着氷。その後のトリプルルッツで一歩ステップアウトしたのがミスと言えばミスですが、そんなことを覆い隠すほどの美しい演技。いつも控え目なリアクションを見せる宇野クンが示した大きなガッツポーズは、頂点に手を伸ばすかのような動き。すごい、頼もしい、でも怖い、悩む、日本勢の頂上決戦で心が乱れます!

↓宇野クンは自己ベストを大きく更新し、フリー214.45点、トータル319.31点という高みへ!


羽生氏との最終的な点差、わずか2.28点!

結果論で言えば、あのステップアウトがなければ勝っていた!それぐらいの接戦でした!

最終演技者として登場したのは、2連覇中の王者ハビエル・フェルナンデス。しかし、これがディフェンディングチャンピオンの重圧なのか、あるいはミキ情報通りに足を痛めているのか、フリーではミスを連発。

もともと構成的には4回転の本数負けもあり、すべてを完璧にやったら勝てるという状態。ショートプログラムにつづきフリーでも自己ベストに迫る得点が出れば3連覇も…というところでしたが、2本つづけて自己ベストというのはやはり難しかったか。持ち前の軽やかさが失われたような動きの鈍さで、この日はフェルナンデスの日ではありませんでした。

↓「4回転3本で本数負け」とか「トータル300点超えでメダル逸」とかワケがわからないよ!


落ち込んでるヒマはない、ついてこいハビちゃん!

一緒に真・4回転時代へ行こう!

宇野クンはシーズン途中からでも種類を増やしたぞ!

羽生氏もハビちゃんとの頂上対決を望んでいるはず!

↓もしかしてミキが急にスケートととの別れを発表した影響もあるかな?

世間:「ふーん」
世間:「おつかれさん」
世間:「何か突っ込むのも面倒…」
世間:「一番質の低い四月バカ」
世間:「今つくウソじゃないだろ」
世間:「為末でももうちょっとヒネる」
世間:「心の強さには感心する」
ハビ:「えっ、ミキ!どうしたんだ!」
ハビ:「ミキが気になる!」
ハビ:「集中できない…」
ハビ:「早く連絡をとりたい…」
ハビ:「ミキ、どこにいるんだ…」

まさかミキは引退してしまうのか!

今のミキに引退という概念があるのかないのかはよくわからないが!

↓しかし、男子シングルの試合をひととおり見守ったあと、ミキはみんなを安心させてくれた!

世間:「心強いなぁ」
世間:「ホント、心強い」
世間:「何だこの煽り画像みたいな写真」
世間:「普通は炎上する前に」
世間:「ちょっとの火で燃え尽きるんだけど」
世間:「心強い人って」
世間:「空気読んで撤収したり」
世間:「早めに鎮火したりしないから」
世間:「こうやって燃えるんだなぁ」
世間:「心配はしてないけど」
世間:「心配した人も全力で煽っていくスタイル」
ハビ:「よかった!」

ネット黎明期みたいなエイプリルフールをやる人、2017年でもまだいるんだなぁwwww

ダメだし、つまらないし、ネタが小さいwwwww

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そして最後の表彰式、激闘の末にメダルを獲得した選手たちが表彰台にのぼりました。中央に立つ羽生氏はポンと飛び上がるようにして、とりわけ高い位置へ。銀メダルの宇野クンや、銅メダルのボーヤン・ジンを抱き寄せる姿は、先ほどまでの獣から、年相応の青年に戻っていました。

五輪前年の世界王者という特急券を手に、羽生氏は平昌五輪へ向かいます。「器を大きくしてSEIMEIの先へ行く」「勝ちたい試合で勝てる調整力」「伸びしろを残して五輪イヤーへ」…すべてが順調にきています。このまま最後まで駆け抜けてほしいもの。

いつ起きるかわからない怪我や事故に不安は尽きませんが、「理想の君」は不思議とそういう不運も回避してしまうもの。きっと上手くいく。厳しい時代を切り拓いてしまったけれど、きっと大丈夫。信じて、信じ抜いて、そのときを待つだけです。

信じ抜きましょう。

信じれば応えてくれることが、また確認できたのですから!

羽生結弦2017を超える羽生結弦2018が平昌で見られますように!