愛犬を救いたい一心でヘリコプターで病院へ(出典:http://www.express.co.uk)

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ペットの命を何とも思わず虐待する飼い主がいるかと思えば、その命が助かるのならばどんなことでもするという飼い主もいる。このたびイギリスで、愛犬の命を救うため「背に腹はかえられない」と多額の費用を使って治療を受けさせた飼い主がいたことを英紙『Express』や『Mirror』が伝えた。

イースト・ヨークシャー州のビバリーに暮らす会社経営者マーク・ピアーソンさん(51歳)は2年前、愛犬コッカースパニエルのルビー(10歳)が免疫系の疾患と診断された。その時ルビーの脳は頭蓋骨から飛び出しそうになっており、一刻も早い専門的な治療が望まれた。

ビバリーにあるノーウッド獣医院はルビーの疾患に対して専門的治療ができず、ピアーソンさんにサフォーク州ニューマーケットにある獣医院を紹介した。そこであればルビーは化学療法を受けられるということで、ピアーソンさんは「ルビーが助かるなら」と片道300kmの距離を行き来することに決めたという。

しかし車で行くとなると、渋滞時には往復で7時間もかかってしまったこともあった。そこでピアーソンさんは、自身が所有するヘリコプターでルビーを連れて行くことにした。

「ヘリコプターだと50分で着くことができます。朝9時にニューマーケットのレースコースに到着して、ルビーに治療を受けさせればお昼には帰宅できる。費用はかかりますが、ルビーのためなら惜しみません。ルビーは私たちの宝物なんです」とピアーソンさんは語る。

事実、ヘリコプターの運用費以外に14,000ポンド(約190万円)の治療費がかかったそうだ。ヘリコプターにルビーを乗せる際、犬用のイヤーマフも備えてあり最初こそそれを嫌がったものの、ルビーは次第に慣れてヘリコプターに乗ることが大好きになったそうだ。

ピアーソンさんは最初、ルビーを連れて2週間に2日は自宅と病院を往復する日々を送った。そのうち治療は3週間や4週間に2日のみとなり、昨年の11月まで化学療法は続けられた。

ピアーソンさんの献身的な愛情によって治療を終えたルビーは現在、穏やかに暮らしているという。「ルビーを助けるためには他に方法はありませんでした。少しでも長生きしてくれるなら、高額な費用を払う価値はあったと思っています。私にとっても妻にとってもルビーは大切な犬。私たちの子供と同じように愛しています」とピアーソンさんは話している。

出典:http://www.express.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)