大粒の涙をこぼした飯豊まりえ

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 秋吉理香子氏のミステリー小説を映画化した「暗黒女子」が4月1日、全国175スクリーンで公開初日を迎え、主演の飯豊まりえ、共演の清野菜名、平祐奈、玉城ティナ、小島梨里杏、千葉雄大、メガホンをとった耶雲哉治監督が東京・新宿バルト9での舞台挨拶に出席した。

 飯豊とともにダブル主演を務めた清水富美加の、「幸福の科学」への出家に伴う芸能界引退騒動もあり、一時は公開自体が危ぶまれていた今作。壇上では耶雲監督をはじめ製作陣から、飯豊らキャスト陣へのねぎらいの手紙が読み上げられた。感謝の言葉の数々に、飯豊はうつむきながら神妙に聞き入る。そして大粒の涙をこぼし、不安だった胸中を明かした。

 「最初にすごく不安だったんです。だけど富美加ちゃんと主演だから、正直、番宣も大丈夫だ、富美加ちゃんが『頑張ろうね』と言ってくれたから、甘えて大丈夫だなと思っていました。でも、1人で走らなければいけない。いつもの自分は『できるかな? 無理かな』と思っちゃうんですが、どこかで富美加ちゃんのために、私が頑張らなくちゃと思って。公開できなかったらどうしようとすごく不安でしたが、無事に見てもらえています。富美加ちゃんもニュースを見てくれていると思うし、伝わってもいると思います。ここに立って、こういう風に言えて良かったです。このメンバーで映画を作れて幸せでした」。思いのこもったメッセージに、場内を温かい拍手が包み込んだ。

 なおこの日は、定刻通りに舞台挨拶が始まったものの、壇上に姿を現したのは平と千葉のみ。飯豊らは直前に武蔵村山での舞台挨拶を行い、移動している最中に国立付近で渋滞につかまったため遅刻となってしまった。予期せぬハプニングだが、平は「皆さん、ごきげんよう」と優雅に挨拶し、千葉は「僕らが出演する『明白男子』を見てくださって、ありがとうございます。千葉雄大と平祐奈による、笑いありの感動ラブストーリーでした。再会するシーンでは涙、涙でしたし、キスシーンは大変でしたね」とジョークを飛ばし客席を喜ばせた。

 なおも場をつなぐ平は、「『明白男子』、今日しか公開ないですからね。皆さん見てください」とニッコリ。このタイミングでほかの登壇陣が到着し、飯豊は息を切らしながら「あー、間に合った!」とガッツポーズを見せた。平と千葉は「今日は『明白男子』の舞台挨拶ですよ?」と小芝居を続けたものの、窮地を救った殊勲の2人に喝さいが送られていた。また、今作が台湾で公開されることも発表された。

 映画は聖母マリア女子高等学院の文学サークルを舞台に、マドンナ・白石いつみ(飯豊)の謎めいた死をめぐり、同サークル員の美少女たちが裏の顔と悪意をのぞかせる姿を描く。