【警告】広島=千葉(20分)、林(74分)、清水(81分)、青山(87分) 柏=大谷(28分)
【退場】広島=なし 柏=なし
【MAN OF THE MATCH】中村航輔(柏)

写真拡大 (全4枚)

[J1第5節]広島0-2柏/4月1日/Eスタ 【チーム採点・寸評】広島 4.5不意打ちの失点とビルドアップがバタついた影響で、本来のペースを掴めず。柏の守備が良かった以上に、あまりにミスが多く、またしても自滅してしまった。【広島 0-2 柏 PHOTO】大谷が電光石火の先制弾! ホームの広島は泥沼の4連敗…【広島|採点・寸評】GK1 林 卓人 4.5クリアが甘くなったところを狙われ先制点を献上。後半にはPKを与えるなど、受け身に回った影響で本来の“大魔神”ぶりは見られなかった。 DF4 水本裕貴 5.5大谷のシュートに懸命に身体を伸ばすも及ばず。左WBの清水へのパスを狙われる場面も多く、自陣深くに押し込まれる苦しい展開が続いた。 5 千葉和彦 5.5(79分OUT)球際に激しく行くも、その大半がファウル判定。守備でリズムに乗れず、攻撃でも柏のプレッシャーで安全な横パスに逃げざるを得なかった。 33 塩谷 司 5バックパスかキープかで迷い、ピンチを招くシーンが散見。チャレンジした縦パスや果敢なオーバーラップも回数はかなり限られた。 MF2 野上結貴 5.5ボランチ抜擢で球際の激しさを見せた反面、柏のパスワークは寸断できず。シャドーへの縦パスももっと積極的に狙っていきたいところだ。 3 高橋壮也 5.54年目でリーグ戦初スタメン。自分の間合いに持ち込んで仕掛ける場面はあったが、クロス精度の低さを炙り出され、課題が残った。 6 青山敏弘 5.5チーム1位の走行距離(11.798km)、身を挺したシュートブロックなどハードワークを続けたが、チームを救うには至らなかった。 10 フェリペ・シウバ 5.5(60分OUT)工藤にスルーパスを通すなど、少しずつ息は合ってきたものの、プレー選択の判断は改善の余地あり。時には自らフィニッシュを狙い、脅威を与えたい。 16 清水航平 5.5シザースや切り返しを駆使するも、小池のマークを剥がせず。ほどんどの仕掛けで縦に行っているため、カットインやシャドーとの連係を効果的に使いたい。 44 アンデルソン・ロペス 5.5ボールロストが失点につながる嫌なスタート。身体を張ってタメを作ろうとするも撥ね返され、個での打開も素早いカバーで封じ込まれた。


FW50 工藤壮人 5(70分OUT)最大の見せ場は5分に訪れたGKとの1対1。しかし、好セーブで阻まれた後は前線で孤立し、古巣との初対戦は不完全燃焼に終わった。 交代出場MF30 柴粼晃誠 5.5(60分IN) 右足首の負傷でベンチスタート。ボールを持てばある程度落ち着けられるが、如何せん守備に追われる時間が長く、持ち味を発揮し切れなかった。 FW31 宮吉拓実 5.5(70分IN)工藤に代わって1トップへ。動き出してもなかなかボールが出て来ず。90+1分にこぼれ球を拾って放ったシュートも中村に弾かれてしまった。 FW22 皆川佑介 ―(79分IN)宮吉と2トップを形成。潰れ役をこなしながらゴール前でのチャンスを窺うも、青山のロングフィードに合わせようとした場面ではDFに簡単に前に入られていた。 監督森保 一 5野上をボランチに抜擢し、ブロックを作っての堅守再生に乗り出すも、開始直後の失点でゲームプランが崩壊。監督就任後初の4連敗を喫し、悪い流れに呑み込まれている。

 

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。


【チーム採点・寸評】柏 6.5連動したプレスと巧みなパスワークで広島を翻弄。先制点、追加点の時間帯も良く、主導権を明け渡さずに連敗を3でストップした。 【柏|採点・寸評】MAN OF THE MATCHGK23 中村航輔 7立ち上がりに工藤との1対1をストップして波に乗ると、飛び出し、ハイボールの処理ともに隙のない対応で最後まで安定したパフォーマンスを見せた。 DF4 中谷進之介 6.5工藤へのクサビをしたたかに狙い、広島の攻撃を迎撃。フィジカル勝負を仕掛けて簡単に前を向かさず、かつての先輩に成長した姿を示した。 5 中山雄太 6.5中谷と密にコミュニケーションを取り、中央に堅い壁を形成。機を見てサイドハーフを使うロングフィードを繰り出し、攻撃にアクセントを加えた。 13 小池龍太 6.5守備に専念し、フェリペと清水を徹底的にケア。特に清水の仕掛けに対して先に動かず、抜かせないディフェンスで自身のサイドから崩させなかった。 22 輪湖直樹 6ボランチやCBと連係しながらカットインのコースを消し、難しいクロスに誘導。経験を生かして高橋とのマッチアップでイニシアチブをとった。 MF7 大谷秀和 6.5開始24秒に広島の出鼻を挫く先制弾。飛び出したGKの位置も見極めた絶妙なコントロールショットだった。その後も、鋭いスライディングで元チームメイトの工藤からボールを奪うなど、中盤を支えた。 8 武富孝介 5.5(57分OUT)26分に手塚のクロスに打点の高いヘッドで合わせるもGK正面。右サイドからの神出鬼没な動きでフィニッシュに関与したが、ゴールは割れなかった。足を痛めて後半序盤で無念の負傷交代。 10 大津祐樹 5.5(75分OUT)先発出場で試合序盤は活き活きと1対1を仕掛けていたが、時間を追うごとに失速。フィジカルコンディションはもう少し上げる必要があるだろう。 17 手塚康平 6リーグ戦デビューにもかかわらず堂々とプレー。精度の高い左足のキックを武器に配給役とプレースキックを担い、監督の起用に応えた。
FW11 ディエゴ・オリヴェイラ 6強靭な体躯を生かしたボールキープで前線の起点に。ドリブル突破を警戒されるなか、ファウルを誘って相手を押し込み、試合を優位に進めた。75分にはPKをきっちり決めて追加点。 19 中川寛斗 6.5(87分OUT)ピッチを縦横無尽に駆け回り、執拗なチェイシングを敢行。攻めては巧みにスペースへ入り込んで守備網を分断し、存在感を示した。 交代出場FW14 伊東純也 6.5(57分IN)武富負傷で出場が早まったが、自慢のスピードでテンポアップ。ゴール前に飛び込んでPKを獲得するなど、ジョーカーの仕事を完ぺきにこなした。 FW9 クリスティアーノ 5.5(75分IN)87分に伊東のお膳立てでGKとの1対1を迎えるも、GKの好セーブに遭いチャンス逸。後半アディショナルタイムにもボレーをふかし、ゴールネットは揺らせなかった。MF37 細貝 萌 ―(87分IN)7年ぶりのJリーグ凱旋。短い時間だったが、ボランチに入って広島の攻撃をスローダウンさせ、「試合を終わらせる」役目をまっとうした。周囲へのコーチングも含め、その影響力は大きい。 監督下平隆宏 6.5「相手に自由を与えない」守備がズバリ的中。ボランチにはリーグデビュー戦の手塚を抜擢するなど、綿密さと大胆さを融合させた采配が光った。 取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。